「YouTubeで副業を始めたいけど、会社にバレたらどうしよう…」そう思って、なかなか一歩を踏み出せていませんか?この記事では、会社員がYouTubeを副業として始めるときに会社にバレないためのポイントと、実際の始め方を5ステップで解説します。
・住民税の「普通徴収」切り替えがバレ防止の最重要ポイント
・チャンネル設計→撮影→編集→収益化→税務の順で動けばOK
・最初の収益化までは副業OKかどうかより「準備」が大事
・就業規則の確認は絶対に最初にやること
タケPM
SIerからフリーランスPMへ転身。リモートワーク・転職・副業のリアルな話を体験ベースで発信しています。
そもそも会社員がYouTubeで副業するのはアリなのか
まずここを整理しておかないと、あとで困ります。実際にぼくも、フリーランスになる前に「副業ってどこまで許されるの?」ってめちゃくちゃ調べた記憶があります。
で、結論から言うと、法律上は副業を禁止する規定は基本的にありません。ただし、会社の就業規則で「副業禁止」と書かれている場合は、それに違反するリスクがあります。就業規則は会社ごとに違うので、まず自分の会社のルールを確認することが最初の一歩です。
YouTubeの場合、広告収益(アドセンス収益)が発生するまでは「趣味でチャンネルを運営している状態」とも言えます。収益化の審査を通過するまでは、厳密には「副業で稼いでいる」状態ではないんですよね。とはいえ、就業規則に「競業避止義務」や「副業の事前申告義務」が書かれている会社もあるので、油断は禁物です。
副業OKな会社が増えてきた背景
2018年に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を改定して以降、副業を解禁する大手企業が増えてきました。とはいえ、まだ「原則禁止」の会社も多い。特に大手SIerや金融・公務員系は厳しい傾向があります。ぼくが以前いたSIerもそういうタイプでした。
会社にバレる主な原因はこの2つ
「バレないようにしたい」なら、まずバレる原因を知っておく必要があります。これ、意外と大事で、原因を潰しておくだけでリスクはかなり下がります。
原因① 住民税の金額が増えて経理にバレる
正直、これが一番多いパターンだと思います。副業で収入が増えると、翌年の住民税が上がります。会社経由で住民税を天引きされている(特別徴収)場合、会社の経理担当者に「なんかこの人、住民税が上がってるな」と気づかれる可能性があります。
対策は、確定申告のときに住民税を「普通徴収」に切り替えること。普通徴収にすると、副業分の住民税が自分のところに直接請求書が来る形になるので、会社には副業の収入が見えません。これが最重要の対策です。
原因② チャンネルや顔・声・名前から特定される
同僚や上司がたまたまYouTubeを見ていて、「あれ、この声って…」となるケースです。顔出し・本名・会社名・職種が特定できるような情報を出していると、バレるリスクが一気に上がります。特に職場の話や業界ネタを扱うチャンネルは要注意です。
会社員がYouTube副業を始める5ステップ
ここからが本題です。実際にどう動けばいいかを、5つのステップで整理してみました。順番通りに進めるのがおすすめです。
STEP1:就業規則を確認する
チャンネルを作る前に、まずここです。会社のイントラや人事部で就業規則を確認して、「副業禁止」の文言があるかどうかを調べてください。
「副業禁止」と書かれていても、「社内で申請すれば認める」という運用をしている会社もあるので、グレーなまま進めるより先に確認したほうがリスクは低いです。ここをスキップして後から問題になるケースが一番もったいないと思います。
STEP2:チャンネルのコンセプトと匿名設計を決める
次に、チャンネルの方向性を決めます。この段階で「バレない設計」も一緒に考えておくのがポイントです。
- ニックネームで活動する(本名は使わない)
- 顔出しはしない、またはアイコン・イラストを使う
- 会社名・業界名が特定できる内容は避ける
- 声が気になる場合はボイスチェンジャーやテキスト動画で対応する
- Googleアカウントは副業専用のものを新しく作る
Googleアカウントを分けるのは地味に大事です。プライベートや仕事のGoogleアカウントと混在させると、誤って情報が紐づくリスクがあります。副業用のメールアドレスを1つ作って、そこに紐づけたYouTubeチャンネルを運用するのがベターです。
STEP3:動画を撮影・編集して投稿を始める
チャンネルを作ったら、とにかく投稿を始めることが大事です。最初から機材に投資しなくてもスマホだけで十分です。ぼくが副業系の話を聞く限り、「完璧に準備してから始めよう」と思っている人ほど、ずっと始めないパターンが多い気がします。
編集ソフトは無料のもので始めて問題ありません。CapCut(CapCut公式サイト)はスマホでもPCでも使えて、無料でも十分な機能があるのでおすすめです。
STEP4:収益化の条件をクリアする
YouTubeで広告収益を得るには、YouTubeパートナープログラム(YPP)への参加が必要です。2024年現在の条件は以下の通りです。
- チャンネル登録者数500人以上(小規模収益化の場合)
- 過去90日間の公開動画への視聴回数が3,000時間以上、またはショート動画の視聴回数300万回以上
- コミュニティガイドラインの違反がないこと
- 18歳以上であること(Google AdSenseの規約)
正直、ここが一番時間がかかる部分です。人によっては半年〜1年以上かかることもあります。「すぐ稼げる」と思って始めると心が折れるので、最初の目標は「収益化より継続すること」に置くのがいいと思います。
STEP5:確定申告で住民税を「普通徴収」に設定する
STEP5:確定申告で住民税を「普通徴収」に設定する
収益が年間20万円を超えたら、確定申告が必要です。このとき、住民税の徴収方法を「自分で納付(普通徴収)」に変更するのを絶対に忘れないでください。これをやらないと、会社経由で住民税が引かれる「特別徴収」のままになり、副業収入が経理にバレる可能性があります。
確定申告の書類(第二表)に「給与・公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法の選択」という欄があります。そこで「自分で納付」を選べばOKです。
確定申告にはfreeeやマネーフォワード クラウド確定申告を使うと、入力の手間がかなり減ります。どちらも副業の収入入力に対応しています。
実際にやってみてわかった「最初の壁」と対策
ぼく自身はYouTubeで大きく稼いでいるわけではないですが、フリーランスのコミュニティで副業YouTuberの話を何人かから聞いています。その中でよく出てくる「最初の壁」を共有しておきます。
壁① 「何を発信すればいいかわからない」
これが一番多いです。で、結論から言うと、最初は「自分がリアルに悩んだこと・調べたこと」をそのままコンテンツにするのが一番ラクです。専門知識がなくてもOK。「初心者が調べながらやってみた」系の動画は検索ニーズが高く、初期チャンネルでも刺さりやすいです。
壁② 「再生されなくてモチベが続かない」
最初の3ヶ月は本当に再生されません。これは体験談をいくつか聞いていても共通していて、平均再生数が10〜30回台なんてザラです。ここでやめる人が一番多い。
対策としては、サムネイルとタイトルの改善に集中することです。動画の内容より先に、クリックされる見た目を作ることのほうが再生数への影響が大きいです。同じジャンルで再生されているチャンネルのサムネイルを観察するのがおすすめです。
壁③ 「時間が作れない」
会社員だと平日は特に難しい。ぼくが聞いた中で続いている人に共通しているのは、「撮影・編集・投稿を一気にやらない」こと。撮影は週末に2本まとめてやって、編集と投稿は平日の朝30分ずつ分割する、という作り方をしている人が多い気がします。
YouTube副業で稼げるようになるまでのリアルな期間感
夢を壊したくないですが、正直な話をします。
YouTubeで月5万円を超える収益を得るまでに、平均的には1〜2年かかると思っておいたほうがいいです。チャンネルによっては半年で収益化できるケースもありますが、それはどちらかというとレアケースです。
ただ、広告収益以外にも収益化の道はあります。たとえば以下のような方法です。
- アフィリエイト収益(概要欄にリンクを貼る)
- 自分のサービス・スキルへの誘導(ブログ・ハンドメイド・コンサルなど)
- スーパーチャットやメンバーシップ(コアなファンができてから)
- 企業案件(ジャンルによっては数万〜十数万円が一本から入ることも)
アフィリエイトは登録者が少ない段階でも収益化できる可能性があります。特に「商品レビュー系」「〇〇やってみた系」は相性がいいです。
よくある疑問:Q&A形式でまとめます
ここでよく出る質問にまとめて答えておきます。
Q. 顔出しなしでも本当にチャンネルは伸びますか?
伸びます。ただし、ジャンル選びが大事です。顔出しなしで伸びやすいのは「解説・ナレーション系」「画面録画・テキスト動画系」「料理・ハンドメイド・手元だけ見せる系」などです。顔出しが強いのはエンタメ・Vlogなどのジャンルなので、そこを避ければ問題ないです。
Q. 副業収入が少額でも確定申告は必要ですか?
給与所得者の場合、副業の所得(収入から経費を引いた額)が年間20万円以下であれば所得税の確定申告は不要です。ただし、住民税の申告は別で必要な場合があります。20万円を超えた年から、確定申告で「普通徴収」を選ぶ対応が必要になります。
Q. スマホだけで始められますか?
Q. スマホだけで始められますか?
はい、始められます。撮影・編集・アップロードまで全部スマホで完結できます。最初からマイクやカメラを買う必要はありません。収益が出てきてから、必要に応じて機材を揃えていくのが無駄がないです。
まとめ:会社員がYouTube副業をバレずに始めるチェックリスト
最後に要点を整理しておきます。
- 就業規則で副業の可否を確認する(最初にやること)
- 副業専用のGoogleアカウントとYouTubeチャンネルを作る
- 顔出し・本名・会社特定情報は出さない設計にする
- 収益化後は確定申告で住民税を「普通徴収(自分で納付)」に変更する
- 最初の目標は「収益化より継続」。3ヶ月で週1本を目指す
ぼくが思う一番大事なことは、「バレない仕組みを先に作ってから始める」ことです。後から対処しようとすると、住民税の件など手遅れになるケースがあります。順番を守るだけでリスクはかなり下げられます。
まず今日できることは、自分の会社の就業規則を確認すること。それだけです。そこから始めてみてください。

