「フリーランスって不安すぎる。やめた方がいいのかな…」そう感じて、この記事にたどり着いたんじゃないでしょうか。ぼくも独立前夜、同じことを何十回も検索しました。この記事では、フリーランス歴6年・プロジェクトマネージャーのぼくが「不安の正体」と「やめた方がいい人・続けた方がいい人の判断基準」を本音ベースで整理します。読み終えたら、自分がどっちなのかクリアになるはずです。
フリーランスの不安は「収入・社会保障・孤独・老後」の4つに集約される。不安を感じること自体は正常で、やめるべきかどうかは「不安の種類と自分のタイプ」で判断できる。この記事を読めば、自分に合った答えが見つかります。
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フリーランスが「不安でやめた方がいい」と感じる理由はだいたい同じ
まずここを整理しておきます。フリーランスの不安には、実はパターンがあります。ぼくが独立直後に感じた不安も、SNSやコミュニティで聞く話も、だいたい同じ4つに収まります。
- 収入が不安定で来月どうなるかわからない
- 社会保険・年金・税金が会社員より不利に感じる
- 孤独でメンタルが削られていく
- 老後・将来のキャリアが見えない
この4つは「フリーランスが構造的に抱えやすい問題」です。つまり、あなただけが弱いのではなく、みんなが同じ場所でつまずいているということ。まずここを知るだけで、少し楽になりませんか?
ただし、この4つの不安はそれぞれ「解決できるもの」と「構造上ずっとついてくるもの」に分かれます。それを次から一つずつ見ていきます。
不安①収入の不安定さ——これは「仕組みづくり」で9割解決できる
フリーランスの不安で圧倒的に多いのが収入面です。ここは解決の余地が大きいので、具体的に話します。
収入不安が大きい人の共通点
ぼくが見ていると、収入不安が慢性化している人には共通点があります。案件の単価が低い・クライアントが1社に偏っている・営業を止めているのどれかか、全部です。
ぼく自身、独立1年目は月収が30万円を切る月もありました。当時は1社のWeb制作会社に依存していて、そこの仕事が止まった月に一気に収入がゼロに近くなった経験があります。本当に胃が痛かったです。
収入不安を減らす3つの具体策
- 取引先を最低2〜3社に分散する(1社依存はリスクが高すぎる)
- 月額固定の継続案件(顧問・運用保守など)を1本以上確保する
- 3〜6ヶ月分の生活費を現金で持っておく(精神的バッファになる)
ぼくは今、取引先を4社に分散して、うち2社とは月額固定契約を結んでいます。これだけで「来月ゼロになる恐怖」はほぼなくなりました。収入の不安は「稼ぐ量」より「稼ぎ方の構造」を変えることで解消しやすくなります。
不安②社会保険・年金・税金——不利なのは本当か?
「会社員の方が社会保障が手厚いからフリーランスは損」という話、よく聞きますよね。ここは事実もあれば誤解もあるので、整理します。
フリーランスが実際に不利な点
- 健康保険:国民健康保険は会社員の健保より保険料が高くなりやすい
- 年金:国民年金のみで、厚生年金より将来の受取額が少ない
- 傷病手当・雇用保険:フリーランスには基本的にない(※組合加入などで一部補完可)
実は会社員より有利な点もある
一方で、フリーランスには節税の余地が大きいというメリットがあります。青色申告(確定申告の方法のひとつで、最大65万円の控除が受けられる)を活用したり、経費を適切に計上したりすることで、手取りを増やせる可能性があります。
ぼくの場合、iDeCo(個人型確定拠出年金)と小規模企業共済を組み合わせることで、年金の不安を一定程度カバーしています。社会保障の不安は「知識で補える部分が大きい」ので、税理士に一度相談するだけでかなり見通しが変わります。
社会保険・年金の不安は「仕組みを知らないこと」が原因の9割です。青色申告・iDeCo・小規模企業共済の3つを把握しておくだけで、不安はかなり小さくなります。
不安③孤独・メンタルの消耗——これが一番見落とされがち
収入や社会保障より、実は「孤独」が原因でやめていく人が多いです。ぼく自身も独立2年目に一度、かなりメンタルがきつくなった時期がありました。
完全在宅・週1も出社しないぼくの場合、1週間まるごと誰とも会わないことがあります。最初はそれが「自由」に感じていたのに、気づいたら「誰かと話したい」という欲求がかなり強くなっていました。
孤独に強い人・弱い人の違い
正直に言うと、孤独耐性には個人差があります。内向型(一人の時間でエネルギーが回復するタイプ)の人はフリーランスに向いていて、外向型(人と話してエネルギーが回復するタイプ)の人は孤独が大きなストレスになりやすいです。
ぼくは外向型寄りなので、週に1〜2回はオンラインで雑談できる相手を意図的に作るようにしています。コワーキングスペースに行く、フリーランス仲間とSlackで話す、といった工夫です。孤独は「仕組みを作れば解消できる」不安ですが、放置すると離職につながります。
不安④老後・将来のキャリア——これだけは正直「不安が残る」
ここは率直に言います。老後・将来キャリアの不安は、フリーランスの中で「完全には消えない」不安です。
会社員なら「この会社にいれば定年まで働ける(かもしれない)」という幻想がありますが、フリーランスにはそれがない。ぼくも38歳になって「あと10年、20年と市場で戦えるか」というのは、毎年考えます。
ただ、会社員も「会社がなくなるリスク」は同じように抱えています。雇用が保証されているように見えて、リストラや倒産のリスクはゼロではない。フリーランスは「不安が見えやすい」だけで、会社員が安全というわけでもないのです。
老後の備えとして、フリーランスが活用できる制度:国民年金基金・iDeCo・小規模企業共済・NISAなど。これらを組み合わせることで、会社員の退職金・厚生年金に近い水準を自分で作ることができます。
フリーランスをやめた方がいい人の特徴5つ
ここが記事のいちばんのポイントです。「不安があるからやめた方がいい」というのは、実は正確ではありません。不安の種類と、自分のタイプによって判断すべきです。
ぼくが6年間で見てきた中で、「やめた方がよかった」と後悔していた人に共通する特徴をまとめました。
- 収入が3ヶ月以上安定せず、貯金が底をつきそうな状態が続いている
- 孤独やメンタルの消耗が深刻で、日常生活にも影響が出ている
- 「フリーランスである理由」が「会社が嫌だったから」だけで、明確な目的がない
- 営業・自己PR・交渉が根本的に苦手で、改善しようとする気がない
- 家族の理解が得られておらず、家庭内のストレスが慢性化している
特に「なぜフリーランスをやるのか」の軸がない人は、不安に耐える理由を見つけられず消耗します。これは経験上、いちばん大事な判断基準だと思っています。
「不安だからやめる」と決断する前に、その不安が「仕組みで解決できるもの」か「自分のタイプに合っていないことが原因のもの」かを一度整理してみてください。前者なら対策で乗り越えられます。
フリーランスを続けた方がいい人の特徴5つ
逆に、「不安はあるけど続けた方がいい人」のパターンも整理しておきます。不安と折り合いをつけながら前進できる人には、共通点があります。
- 「自分の裁量で仕事したい」「特定のスキルで稼ぎたい」など、明確な動機がある
- 不安を感じても「じゃあどうするか」と行動に転換できる
- 孤独な作業環境でも生産性が落ちない(もしくは工夫できる)
- 収入の波を楽しめるか、少なくとも許容できるメンタリティがある
- フリーランスになってから、会社員時代より生活の満足度が上がっている
ぼく自身に当てはめると、「裁量と場所の自由が欲しい」という動機は今も変わっていません。動機が明確だと、不安が出てきたときに「それでも続ける理由」になります。これがない状態で続けていると、不安が積み重なったときに逃げ道がなくなります。
「不安だけどやめたくない」人がまずやるべき3つのこと
「やめた方がいいかも…でもやめたくない」という人が、今すぐできる具体的な行動をまとめます。ここが実践パートです。
①不安を「言語化」して書き出す
漠然とした不安は、頭の中にあるときが一番大きく感じます。「何が不安なのか」を紙かメモアプリに書き出してみてください。「収入が来月どうなるかわからない」「確定申告をまだ理解できていない」など、具体的になるほど対処法が見えてきます。
②同じ立場のフリーランスと話す
孤独な環境で一人で不安を抱えていると、どんどん大きくなります。フリーランスコミュニティ(同じ働き方の人が集まるオンライングループや勉強会)に参加して、「同じ悩みを持つ人がいる」と知るだけで気持ちが楽になります。ぼくもSlackのフリーランスコミュニティに入ってから、不安の深刻度がかなり下がりました。
③「最悪の場合どうするか」を一度だけ考える
「もし収入がゼロになったらどうするか」を一度だけ真剣に考えてみてください。再就職する、副業に切り替える、家族に相談するなど、出口を頭の中に用意しておくだけで不安は小さくなります。出口を知っている人は、不安に強い。逃げ道を想定することは、逃げることではなく、続ける勇気になります。
不安を「敵」と思わないことが大切です。不安は「ここに問題がある」というサインです。無視するより、向き合って整理する方が、フリーランスとして長く生き残れます。
まとめ:フリーランスの不安は「種類」で判断する
この記事でお伝えしたことを振り返ります。
- フリーランスの不安は「収入・社会保障・孤独・老後」の4つに集約される
- 収入と孤独の不安は「仕組みと工夫」で大部分を解消できる
- 社会保障の不安は「知識と制度活用」でカバーできる部分が大きい
- やめた方がいいのは「不安が大きいから」ではなく「続ける理由・動機がないから」
- 不安を書き出し、同じ立場の人と話し、最悪のシナリオを想定するだけで行動が変わる
「フリーランスは不安だからやめた方がいい」という結論は、半分正しくて半分間違いです。不安の種類を整理して、自分がどのタイプかを知った上で判断することが、後悔しない選択につながります。
まずは今感じている不安を一つだけ書き出してみてください。それが、次の一歩になります。

