「ふるさと納税って確定申告しないといけないの?」と思って、なかなか始められなかった方、いませんか?わたしも最初はそう思っていたんです。でも実はこれ、条件を満たせば確定申告は不要なんです。この記事を読むと、確定申告が不要になる条件・申請のタイミング・気をつけるべき落とし穴が全部わかります。
・ワンストップ特例の申請書は、寄付した翌年の1月10日(必着)までに提出
・医療費控除など他の理由で確定申告をする年は、ワンストップ特例は無効になるので注意
・条件を正しく理解すれば、手続きの手間はかなり省けます
節約ナオコ
2児の母・週3パート勤務。実際に試した節約術だけを正直レビュー。きれいごとなしの主婦目線でお届けします。
ふるさと納税で確定申告が不要になる制度とは
まずここを読むと、「なぜ確定申告しなくていいのか」の仕組みがわかります。仕組みを理解しておくと、後で条件を確認するときに頭に入りやすいんです。
ふるさと納税をすると、寄付金のうち2,000円を超えた部分が税金から引かれます(控除されます)。この税金の控除を受けるには、原則として確定申告が必要なんですが、「ワンストップ特例制度」を使えば、確定申告をしなくても控除を受けられます。
ワンストップ特例制度とは、ふるさと納税の寄付先の自治体に「申請書」を郵送するだけで、確定申告なしに住民税から控除してもらえる仕組みのことです。2015年に始まった制度で、サラリーマンや主婦(パート収入のみ)など、もともと確定申告をしない人向けに設けられました。
確定申告が不要になる4つの条件
ここが一番大事なところです。この4つをすべて満たしている場合に限り、ワンストップ特例が使えて確定申告が不要になります。1つでも外れると確定申告が必要になるので、順番に確認してみてください。
条件① 給与所得者(会社員・パートなど)であること
ワンストップ特例は、給与収入があり、年末調整で税金の手続きが完結している人が対象です。会社員はもちろん、わたしのようなパート勤務の主婦も対象に入ります。
逆に、個人事業主やフリーランスのように、もともと自分で確定申告をしている人はこの条件を満たせないので、ワンストップ特例は使えません。
条件② 1年間の寄付先が5自治体以内であること
1月1日から12月31日の1年間で、寄付した自治体の数が5つ以内であることが必要です。「自治体の数」がポイントで、同じ自治体に何回寄付しても1カウントです。
たとえば、A市に3回・B町に2回寄付した場合は「2自治体」とカウントされます。わたしの場合、毎年3〜4自治体にまとめるようにしているので、ここは問題なくクリアできています。
条件③ その年に確定申告をしない予定であること
実はこれ、見落としがちな条件なんです。ワンストップ特例の申請をしていても、医療費控除・住宅ローン控除(初年度)・副業収入の申告など、他の理由で確定申告をすることになった場合、ワンストップ特例は自動的に無効になります。
この場合は、ふるさと納税分も含めて確定申告で控除申請をやり直す必要があります。わたしも昨年、夫がiDeCoの手続きで確定申告をすることになり、ふるさと納税分も一緒に確定申告した経験があります。
条件④ 各自治体にワンストップ特例申請書を提出すること
ワンストップ特例は「自動的に適用される」ものではありません。寄付をした各自治体に、申請書を自分で提出する必要があります。これを忘れると、確定申告なしには控除を受けられなくなります。
申請書は、ふるさと納税サイトから寄付すると自治体から郵送されてくることが多いです。最近はオンラインで申請できる自治体も増えてきました。
申請書はいつまでに出せばいい?期限を正確に把握する
「申請書はいつまでに出せばいいの?」という疑問もよく聞きます。ここを間違えると控除が受けられなくなるので、数字で確認しておきましょう。
ワンストップ特例申請書の提出期限は、寄付した翌年の1月10日(必着)です。たとえば2025年12月31日に寄付した場合、申請書の提出期限は2026年1月10日になります。
- 2025年1月〜12月に寄付 → 申請書の提出期限:2026年1月10日(必着)
- 「消印有効」ではなく「必着」なので、余裕をもって郵送が必要
- 年末ギリギリに寄付した場合は特に注意。12月末の寄付は申請書が届くのが年明けになることも
わたしが気をつけているのは、12月に駆け込みでふるさと納税をしたとき、申請書の返送を年内に済ませることです。自治体によっては申請書の送付に1〜2週間かかることもあるので、できれば12月上旬〜中旬までに寄付を済ませるようにしています。
わたしが実際にやったワンストップ特例の手順
説明だけだとイメージが湧きにくいと思うので、わたしが実際にやっている手順を時系列で書いてみます。やってみると、拍子抜けするくらい簡単でした。
STEP1:ふるさと納税サイトで寄付する
わたしは主に楽天市場のふるさと納税を使っています。楽天ポイントが貯まるのと、ポイント倍率アップのキャンペーン期間中に寄付するとお得感が増すためです。
寄付のときに「ワンストップ特例申請書を希望する」にチェックを入れます。これを忘れると、申請書が届かないケースもあるので注意です。
STEP2:自治体から申請書が郵送されてくる
寄付から1〜2週間ほどで、返礼品と別に「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」が届きます。A4の紙1枚です。
STEP3:申請書に必要事項を記入して返送する
申請書に氏名・住所・生年月日・個人番号(マイナンバー)を記入します。本人確認書類のコピー(マイナンバーカードの両面コピー、またはマイナンバー通知カード+運転免許証のコピーなど)を同封して返送します。
数字で見ると一目瞭然なんですが、わたしが毎年この手続きにかける時間は、4〜5自治体分まとめても30分もかかりません。封筒に入れて郵便ポストに投函するだけです。
確定申告が結局必要になるケースまとめ
「条件を確認したら、やっぱり確定申告が必要だった」というパターンも整理しておきます。当てはまる方は無理にワンストップ特例を使おうとせず、確定申告でまとめて手続きするほうがシンプルです。
- 年間の寄付先が6自治体以上になった
- その年に医療費が10万円を超えて、医療費控除を申請したい
- 住宅ローン控除の初年度で確定申告が必要
- 副業収入が年間20万円を超えた
- 年の途中で退職して年末調整を受けられなかった
- 個人事業主・フリーランスである
このどれかに当てはまる場合、ワンストップ特例はそもそも使えないか、途中で無効になります。確定申告のときに、ふるさと納税の寄付金受領証明書(自治体から届く書類)を使って一緒に申告すれば、控除はちゃんと受けられます。
よくある疑問3つ、実体験をもとに答えます
わたしが実際に迷った疑問や、周りのママ友からよく聞かれることをまとめました。細かいけれど気になるポイントが多いんですよね。
Q. パート主婦でも確定申告なしで大丈夫?
大丈夫です。パート収入は会社が年末調整をしてくれるので、もともと確定申告は不要な方がほとんどです。ただし、複数のパート先で働いていて合計収入が一定額を超える場合などは確定申告が必要になることもあります。自分のケースが不安な場合は、パート先の担当者か税務署に確認するのが確実です。
Q. 申請書を出し忘れた。今からでも間に合う?
翌年1月10日を過ぎてしまった場合、ワンストップ特例は使えません。ただし、確定申告(翌年3月15日まで)をすれば控除は受けられます。申請書の期限を逃しても、確定申告という選択肢が残っているので安心してください。
Q. 引っ越しして住所が変わった場合はどうする?
申請書を出した後に住所が変わった場合は、「寄附金税額控除に係る申告特例申請事項変更届出書」を各自治体に提出する必要があります。提出先が複数の自治体にわたる場合は、それぞれに届出が必要です。面倒に感じるかもしれませんが、これを怠ると控除が正しく適用されないことがあるので、引っ越し後はすぐに手続きするのが安心です。
まとめ:条件を確認してから寄付すれば怖くない
最後に記事の内容を振り返ります。確定申告が不要かどうかは、自分が条件に当てはまるかどうかを先に確認するだけで判断できます。
- 給与所得者(会社員・パートなど)で、年末調整で税金が完結している
- その年の寄付先が5自治体以内
- その年に確定申告をしない予定(医療費控除・住宅ローン控除など他の申告予定がない)
- 各自治体にワンストップ特例申請書を翌年1月10日(必着)までに提出する
- 途中で確定申告が必要になった場合は、ふるさと納税分も含めて確定申告で申告し直す
実はこれ、一度流れを把握してしまえば毎年迷うことはなくなります。わたしも最初の年だけ少し戸惑いましたが、2年目からは申請書が届いたらすぐ記入して返送するだけになりました。やってみて損はないです。まずは自分が4つの条件を満たしているか、チェックリストで確認してみてください。

