ふるさと納税の限度額、3分で計算する方法

「ふるさと納税、やった方がいいのはわかってるんだけど、限度額ってどうやって計算するの?」。わたしも最初はそこで止まっていたんです。年収が変わると限度額も変わるし、家族構成でも変わると聞いて、正直めんどくさいなと思っていました。でも実際に調べてみたら、シミュレーターを使えば3分もかからずに出せるとわかって、拍子抜けするくらい簡単でした。この記事では、限度額の計算方法と、わたしが実際に出した金額の手順をそのまま書いています。

本記事の要約
・ふるさと納税の限度額は「年収・家族構成・その他控除」の3つで決まる
・計算は各ふるさと納税サイトの無料シミュレーターを使えば3分以内に出せる
・限度額を超えると「自己負担2,000円超え」になるので注意
・年末に向けて、11〜12月に一度見直しするのがおすすめ
節約ナオコ
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節約ナオコ

2児の母・週3パート勤務。実際に試した節約術だけを正直レビュー。きれいごとなしの主婦目線でお届けします。

ふるさと納税の「限度額」って何のこと?

まずここを整理しておかないと、計算しても意味がないので最初に確認します。ふるさと納税は「自己負担2,000円だけで寄付ができる制度」として知られていますが、この2,000円で済む上限が「限度額」です。

正確に言うと、ふるさと納税で寄付した金額のうち「2,000円を引いた残り全額」が翌年の住民税・所得税から控除(差し引き)される仕組みです。でもこの控除には上限があって、その上限を超えて寄付すると、2,000円より多く自己負担が発生してしまいます

たとえば限度額が5万円の人が、8万円寄付してしまった場合。控除されるのは5万円分だけなので、実質の自己負担は「2,000円+超過分の3万円=32,000円」になります。これは損でしかないんです。

ポイント
限度額の範囲内なら自己負担は2,000円だけ。限度額を超えた分は全額自己負担になります。「限度額の把握」がふるさと納税で得をする絶対条件です。

限度額は何で決まるの?3つの要素を確認

限度額が人によって違うのは、控除の計算が一人ひとりの税金に連動しているからです。ここを押さえておくと、シミュレーターに入力するとき迷わなくなります。

① 年収(所得)

一番大きな影響を与えるのが年収です。年収が上がると納める税金も増えるため、控除できる上限も大きくなります。目安として、年収別の限度額の例を出しておきます。

  • 年収300万円・独身:約28,000円
  • 年収400万円・独身:約42,000円
  • 年収500万円・独身:約61,000円
  • 年収600万円・独身:約77,000円
  • 年収700万円・独身:約108,000円

あくまで目安です。実際には次の「家族構成」で大きく変わります。

② 家族構成(扶養の有無)

扶養家族がいると所得控除が増えて税金が減るため、ふるさと納税の限度額も下がります。独身の場合と比べると、配偶者あり・子どもありでは同じ年収でも限度額が数万円変わることが珍しくありません。

わたしの場合でいうと、わたし自身はパート収入があるので夫の扶養からは外れています。夫(年収約650万円・会社員)の限度額を計算するとき、わたしを扶養に入れるかどうかで数千円単位で結果が変わりました。

③ その他の控除(医療費・住宅ローンなど)

医療費控除や住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)がある人は注意が必要です。これらの控除は所得税や住民税を直接減らす効果があるため、ふるさと納税で控除できる余地が少なくなります。

実はこれ、見落としやすいポイントで。住宅ローンを払っている家庭では、シミュレーターに住宅ローン控除の金額を入力しないと限度額が実際より多く表示されてしまうことがあります。入力欄に「住宅ローン控除額」とあれば、必ず記入するようにしてください。

注意
住宅ローン控除がある場合、それを考慮しないと限度額を多く見積もってしまいます。シミュレーター入力時は必ず控除額を確認してから入力しましょう。

限度額の計算方法:シミュレーターが最速です

実は手計算でも出せますが、正直かなり複雑です。わたしは家計管理が趣味で、スプレッドシートを自作するくらい数字は好きな方ですが、それでも「シミュレーターでいいや」と思いました。計算式を調べる時間より、シミュレーターに入力してしまう方が圧倒的に早いです。

おすすめのシミュレーターと使い方

各ふるさと納税サイトが無料でシミュレーターを提供しています。わたしが使っているのは以下の2つです。

どちらも無料で、会員登録なしで使えます。入力するのは以下の情報だけです。

  • 給与収入(源泉徴収票の「支払金額」欄の数字)
  • 家族構成(配偶者の有無、扶養する子どもの人数と年齢)
  • 社会保険料控除・医療費控除・住宅ローン控除の有無と金額

源泉徴収票さえ手元にあれば、入力は3分もかかりません。わたしは毎年12月に夫の源泉徴収票(概算)をもとに一度計算して、年内の寄付額の上限を確認するようにしています。

わたしの場合:実際にシミュレーターに入力してみた結果

参考までに、わたしの家庭の昨年の数字を出しておきます。

夫(45歳・会社員)の場合
・給与収入:約650万円
・家族構成:配偶者あり(わたしはパート収入があるため扶養外)、子2人(中1・小4)
・住宅ローン控除:年約15万円

シミュレーター結果 → 限度額:約88,000円

住宅ローン控除を入力し忘れたときは「約110,000円」と出ていたので、2万円以上の差が出ていました。

数字で見ると一目瞭然なんですが、住宅ローン控除の入力ミス一つで2万円も差が出るんです。88,000円の限度額で110,000円分寄付してしまったら、22,000円分が自己負担になってしまいます。入力項目はひとつも飛ばさないようにしてほしいです。

手計算したい人向け:計算式の仕組みをざっくり解説

シミュレーターで十分な方はここは読み飛ばしてOKです。「仕組みを知ってから使いたい」という方のために、ざっくり解説しておきます。

ふるさと納税の控除は「所得税からの控除」と「住民税からの控除」の2つで構成されています。このうち住民税からの控除に「特例分」と呼ばれる上限があり、これが実質的な限度額を決めています。

計算式を簡略化すると、以下のようになります。

【限度額の目安計算式(簡易版)】

限度額 =(住民税所得割額 × 20%)÷(90% − 所得税率 × 1.021)+ 2,000円

※「住民税所得割額」は市区町村から送られる「住民税決定通知書」で確認できます(毎年6月頃に届く書類です)

正直に言うと、この計算式を見た瞬間に「やっぱりシミュレーターでいいや」と思いました。所得税率の確認だけでも一手間かかりますし、計算ミスのリスクもある。わたしは一度だけ手計算と突き合わせてシミュレーターの精度を確認しましたが、それ以来はシミュレーター一択です。

よくある落とし穴:限度額を間違えやすいケース

ここはわたし自身がやりそうになったこと、周りの話で聞いたことをまとめています。特に「わたしも当てはまるかも」と感じた方は注意してください。

パート収入がある場合、自分の分も忘れずに

夫婦でそれぞれ確定申告・年末調整をしている場合、ふるさと納税の控除もそれぞれ個人に紐づきます。夫名義でふるさと納税した分は夫の限度額が適用され、妻名義の分は妻の限度額が適用されます。

わたしはパート収入が年間約80万円ほどあります。所得が少ないので限度額も小さく、昨年は約6,000円でした。この範囲でわたし名義の寄付を1件、夫名義で残りを寄付するようにしています。

年の途中で収入が変わった場合

転職・昇給・産休・育休などで年収が変わった年は要注意です。シミュレーターは「今年の見込み収入」で計算するため、年初に計算した限度額が年末には変わっている可能性があります。11〜12月に一度再計算して、残りの寄付枠を確認する習慣をつけておくと安心です。

医療費が多かった年

年間の医療費が10万円を超えると「医療費控除」が受けられます。この場合、税金が減るのでふるさと納税の限度額も下がります。「今年は医療費が多かったな」という年は、シミュレーターの医療費控除欄に金額を入力してから確認するようにしてください。

注意
以下に当てはまる年は、年末に必ず限度額を再計算してください。
・転職・退職・昇給があった
・産休・育休を取った
・医療費が10万円を超えた
・住宅を購入して住宅ローン控除が始まった

ワンストップ特例と確定申告、どちらを選ぶかでも注意点が変わる

限度額と合わせて確認しておいてほしいのが、控除を受ける手続きの方法です。ふるさと納税の控除を受けるには「ワンストップ特例申請」か「確定申告」のどちらかが必要です。

ワンストップ特例:確定申告が不要な会社員向け

給与所得のみで確定申告をしない人が使える制度です。寄付先が年間5自治体以内であれば、各自治体に「ワンストップ特例申請書」を提出するだけで控除が受けられます。確定申告不要なので手軽です。

ただし、5自治体を超えると使えません。また、医療費控除などで確定申告をすることになった場合は、ワンストップ特例は無効になるため、確定申告でふるさと納税も申告し直す必要があります。

確定申告:自営業・フリーランス・副業がある人

もともと確定申告をしている人は、そのなかにふるさと納税の寄付金額も含めて申告するだけです。寄附金受領証明書を保管しておいて、確定申告の際に使います。

わたし(パート・扶養外)は、わたし名義で寄付した分をワンストップ特例で申請しています。夫は会社員でワンストップ特例対象ですが、昨年は医療費控除を申告したため確定申告でまとめて処理しました。どちらの手続きも「寄附金受領証明書」は必ず保管しておいてください。

限度額を把握してから寄付すると、実際どのくらいお得になる?

せっかくなので、数字で見てみます。わたしの家庭(夫の限度額:88,000円)の場合で計算してみました。

夫・限度額88,000円でふるさと納税を利用した場合

・寄付総額:88,000円
・自己負担:2,000円
・控除される金額:86,000円(翌年の住民税・所得税から差し引かれる)

返礼品の例(還元率30%として計算)
88,000円 × 30% = 約26,400円相当の返礼品

実質の手出し2,000円で26,400円相当のものが手に入る計算です。

数字で見ると一目瞭然なんですが、自己負担2,000円で26,000円以上の価値が得られるのは、ほかの節約手段と比べても破格だと思っています。わが家ではお米・お肉・海産物などを中心に頼んでいて、食費の一部が実質的にまかなえています。

やってみて損はないです。ただ、これも限度額の範囲内で使ってこそ。超えてしまったら元も子もないので、まずシミュレーターで自分の限度額を出すところから始めてみてください。

まとめ:限度額の確認はシミュレーター3分で完結します

  • ふるさと納税の限度額は「年収・家族構成・各種控除」で決まる
  • シミュレーターに源泉徴収票の数字を入力すれば3分以内に計算できる
  • 住宅ローン控除・医療費控除がある人は必ず入力すること
  • 夫婦それぞれの名義で寄付する場合は、それぞれの限度額を個別に確認する
  • 年収や控除に変化があった年は、11〜12月に再計算しておくと安心

実はこれ、やってみると「なんで今まで後回しにしてたんだろう」と思うくらい簡単です。まずはさとふるふるさとチョイスのシミュレーターを開いて、今年の源泉徴収票(または昨年の源泉徴収票)を手元に用意してみてください。それだけで今日中に限度額が出せます。

この記事を書いた人 節約ナオコ

節約ナオコ

2人の子どもを育てながら、週3日パートで働いています。家計をなんとかしようと試行錯誤してきた結果、ふるさと納税・格安SIM・ミールキットなど、実際に使ったものとやめたものの両方を正直にレビューするようになりました。きれいごとを書いても意味がないので、失敗談も包み隠さず書いています。同じように家計と向き合っている方の参考になれば嬉しいです。

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