保険見直しで年19万円減った主婦の手順

「保険って、なんとなく入ったままになってる」——そう感じている主婦の方、けっこう多いんじゃないかと思うんです。わたしもそうでした。でもちゃんと向き合ってみたら、年間19万円以上、毎月の保険料が下がったんです。この記事では、わたしが実際にやった見直しの手順を、数字つきで全部お伝えします。

本記事の要約
・保険の見直しで年19万円以上の削減に成功(月換算:約1万6,000円)
・見直しの手順は「現状把握→必要保障の整理→比較検討→手続き」の4ステップ
・主婦が特に見直すべきは「死亡保険」「医療保険」「学資保険」の3つ
・FPへの相談は無料でできる(保険会社に縛られないFPを選ぶのがコツ)
・「難しそう」で後回しにするほど、払いすぎた保険料は戻ってこない
節約ナオコ
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節約ナオコ

2児の母・週3パート勤務。実際に試した節約術だけを正直レビュー。きれいごとなしの主婦目線でお届けします。

主婦が保険を見直すべき理由:払いすぎている人が本当に多い

まず最初に、「そもそもなぜ今、保険を見直す必要があるのか」を整理しておきます。ここを理解しておくと、見直し作業のモチベーションがぐっと上がるんです。

生命保険文化センターの調査によると、生命保険に加入している世帯の年間払込保険料の平均は約37万円(月換算で約3万円)というデータがあります。ただ、この数字はあくまで平均。実態としては、「結婚したとき・子どもが生まれたとき・勧められたとき」に契約したまま、ライフステージの変化に合わせて更新していない家庭が非常に多いんです。

わたし自身、第一子が生まれた直後に訪問販売で勧められた保険に「とりあえず入っておこう」とよくわからないまま契約したことがあります。5年後に見直したとき、重複した保障(すでに別の保険でカバーされている内容に二重で入っていること)が複数あって、青ざめました。あのとき感じた悔しさが、今のわたしの「ちゃんと調べてから決める」姿勢の原点なんですが……その話はまた後で。

主婦の目線でいうと、見直しが必要なタイミングは主に以下の場面です。

  • 結婚・出産など家族構成が変わったとき
  • 子どもが独立・進学などで扶養状況が変わったとき
  • 住宅ローンを組んだとき(団信との保障重複が起きやすい)
  • パートや就職など、自分の収入状況が変わったとき
  • 3年以上、一度も保険内容を確認していないとき

うちは中1と小4の2人の子どもがいて、夫は会社員、わたしは週3パートという構成です。会社員の夫には会社の福利厚生や社会保険でカバーされている部分も多いので、民間保険で同じ保障を二重に買っていた部分がけっこうありました。それが判明したのが今回の見直しのきっかけでもあります。

見直し前と後:わが家の保険料の変化を数字で公開

「実際にどのくらい変わるの?」というのが一番気になるところだと思うので、先に数字を出してしまいます。数字で見ると一目瞭然なんですが、わが家の変化はこうでした。

わが家の保険料 Before→After

【見直し前】月の合計保険料:53,400円

・夫の死亡保険(終身):18,000円
・夫の医療保険:4,200円
・夫の就業不能保険:3,800円
・妻(わたし)の死亡保険(終身):11,500円
・妻の医療保険:3,600円
・長女の学資保険:6,800円
・次男の学資保険:5,500円

【見直し後】月の合計保険料:37,600円

・夫の死亡保険(定期・保障額見直し):9,200円
・夫の医療保険(入院日額・特約を整理):3,100円
・夫の就業不能保険:継続
・妻の死亡保険:解約(夫の収入だけでも生活可能と試算)
・妻の医療保険(がん特約付きに変更):4,100円
・長女の学資保険:継続
・次男の学資保険:継続

削減額:月15,800円 → 年間189,600円

年間約19万円というと、ちょっとした旅行に行ける金額です。しかも毎年。これが「保険を見直しただけ」で生まれた金額だと考えると、後回しにしていたことが本当にもったいなかったなと感じます。

特に大きかったのは「わたし自身の死亡保険を解約した」こと。主婦であるわたしが亡くなった場合の経済的損失を試算してみたら、夫の収入(約520万円/年)だけでも家計は維持できると判断できたんです。「なんとなく入っておいた方が安心」という気持ちで払い続けていた月11,500円が、実は不要だったわけです。

主婦が保険を見直す4ステップ:わたしがやった手順

「どこから手をつければいいかわからない」という方のために、わたしが実際にやった手順を時系列でまとめます。特別なスキルは要りません。

ステップ1:契約中の保険を全部書き出す(所要時間:約1時間)

まず必要なのは「今どの保険に入っているか」の現状把握です。わたしはスプレッドシートに以下の項目を書き出しました。

  • 保険の種類(死亡・医療・がん・学資 など)
  • 保険会社名・商品名
  • 月額保険料
  • 保障内容(死亡保険金額・入院日額 など)
  • 契約期間・満期
  • 受取人

証券が見つからない場合は、「生命保険契約照会制度」(一般社団法人生命保険協会が運営しているサービスで、自分が加入している保険会社を調べられる仕組みです)を使うと漏れなく確認できます。生命保険協会のサイトから申請できます。

このステップで初めて「こんな保険に入ってたんだ」と気づくものが出てくることも多いです。実はこれ、ほとんどの人がやっていない作業なんです。

ステップ2:「必要な保障」を家族構成から逆算する(所要時間:約2時間)

次にやるべきなのは「うちの家族に本当に必要な保障はなんだろう?」を考えることです。ここをやらないと、比較検討しても何を基準にすればいいかがわかりません。

わたしが考えたのは主に3つのリスクです。

① 夫が亡くなった場合:生活費+教育費をカバーできるか

夫(45歳)が今亡くなった場合、子どもたちが独立するまでにかかる費用を試算しました。末っ子の次男が独立するまで約12年。月の生活費を25万円とすると、必要な補償額は約3,600万円。遺族年金や貯蓄も考慮すると、民間の死亡保険で必要な額は約2,000万円という計算になりました。

以前の契約では終身で3,500万円の保障があったんですが、これは過剰でした。定期保険に切り替えて保障額を2,000万円に下げたことで、保険料が月18,000円→9,200円になったんです。

② 入院・手術が必要になった場合:会社の補償で足りるか確認

会社員の夫には「健康保険の傷病手当金」(病気やけがで働けなくなった場合、標準報酬日額の3分の2が最長1年6か月支給される制度)があります。これを計算すると、夫の場合は月約20万円が支給されます。

入院費については、「高額療養費制度」(1か月の医療費が一定額を超えた場合に払い戻しを受けられる公的制度)があるので、月の自己負担は概ね8〜9万円程度に抑えられます。この2つを知っているだけで「とにかく入院日額を高くしておこう」という考えが変わります。

③ わたし(主婦)が亡くなった・働けなくなった場合

主婦の死亡保障については、「代替コスト(家事・育児を外注した場合の費用)」という考え方があります。家政婦や保育費を試算すると月10〜15万円程度。これは夫の収入でカバーできると判断し、死亡保険は解約しました。ただし、がんや大病で長期間働けなくなるリスクは別の話なので、医療保険は見直しつつ継続しています。

ステップ3:FPに無料相談する(所要時間:約2〜3時間)

ステップ1・2をやった上でFPに相談すると、話が格段にスムーズになります。「うちには何が必要か」がある程度整理できているので、的外れな提案を受けにくくなるんです。

FP相談には無料のサービスがいくつかあります。わたしが使ったのは保険マンモス保険の窓口の2つです。どちらも相談自体は無料で、担当FPを通じて保険を契約した場合に保険会社から報酬が入る仕組みです。

注意
無料FP相談には「特定の保険会社の代理店」と「複数社を比較できる独立系FP」の2種類があります。より中立な提案を受けたい場合は、複数社を比較できるサービスを選ぶのがおすすめです。また、相談時に「今日すぐ決めなくていい」とはっきり伝えることが大事です。

ステップ4:解約・変更の手続きをする(所要時間:各30分〜1時間程度)

方針が決まったら、あとは手続きをするだけです。保険の解約や変更は、電話または郵送で対応できる保険会社がほとんどです。

わたしが実際にやった流れはこうでした。

  • 解約したい保険会社のカスタマーセンターに電話(書類を送ってもらう)
  • 解約返戻金の確認(終身保険などは一定額が戻ってくる場合がある)
  • 新しい保険に申し込み、保障開始を確認してから古い保険を解約

拍子抜けするくらい簡単でした。「解約手続きは難しそう」と思って後回しにしていたのがもったいなかったです。

主婦が特に見直すべき保険3種類:それぞれのポイント

「全部一気に見直すのは大変」という方は、以下の3種類を優先して確認してみてください。ここを見直すだけで保険料が大きく変わる可能性があります。

① 死亡保険:「終身」から「定期」への切り替えで大幅削減

死亡保険には大きく「終身保険(一生涯、保障が続くタイプ)」と「定期保険(一定期間だけ保障があるタイプ)」があります。

子育て中は「子どもが独立するまで」の一定期間だけ大きな死亡保障が必要です。この期間限定のニーズに対して終身保険で対応していると、保険料が割高になりやすいんです。定期保険は同じ保障額でも保険料が安く抑えられます。

わたしの場合、夫の保険をこの変更だけで月8,800円削減できました。

② 医療保険:特約の整理と公的制度との重複チェック

医療保険を契約したとき、「念のため」でいろんな特約(オプション)をつけている場合が多いです。わたしの場合、夫の医療保険に「先進医療特約」「入院一時金特約」「女性疾病特約」などが付いていましたが、そのうちいくつかは使用頻度が低く割高な特約でした。

また、先ほど書いたように高額療養費制度と傷病手当金を活用すれば、入院日額はそれほど高額でなくても対応できるケースが多いです。「入院日額1万円」が本当に必要かどうか、一度試算してみることをおすすめします。

③ 学資保険:「返戻率」を確認して損していないかチェック

学資保険は「子どもの教育費のために積み立てる保険」ですが、「返戻率」(払い込んだ保険料に対して、満期時にどれだけの額が受け取れるかの比率)が低い商品だと、ほぼ元本割れ・もしくはわずかしか増えないものもあります。

わたしが契約している長女の学資保険の返戻率は約106%。10年間で約816,000円を払い込んで、満期に864,000円を受け取る計算です。悪くはないですが、「保障」という観点で見ると割高感もあります。現在は解約せず継続していますが、次に追加で積み立てるなら学資保険より別の方法を検討すると判断しています。

学資保険の返戻率は「ご契約のしおり」か保険会社のマイページで確認できます。100%を下回っている場合は特に注意が必要です。

見直しでよくある失敗と、わたしが気をつけたこと

保険の見直しは「やり方を間違えると損をする」こともあります。よくある失敗パターンと、わたしが実際に気をつけたことをお伝えします。

失敗1:新しい保険に入る前に古い保険を解約してしまう

これは特に医療保険の見直しでやりがちです。健康状態によっては新しい保険に加入できない場合もあります。必ず「新しい保険の保障が始まった」ことを確認してから、古い保険を解約することが鉄則です。

失敗2:解約返戻金を確認せずに解約する

終身保険や養老保険などの貯蓄性がある保険は、解約すると「解約返戻金」が返ってきます。一方で、加入してから年数が浅い場合は払込保険料より少ない金額しか戻らないことも。解約前に必ず金額を確認しましょう。

失敗3:保障が「手厚すぎる」FPの提案をそのまま受け入れる

FPは保険の契約成立で報酬を得る仕組み上、「保障を手厚く」する方向に提案が偏ることがあります。わたしは事前にステップ1・2で自分なりの試算を持っていったので、「この保障は本当に必要ですか?」と確認しながら話を進めることができました。複数のFPに相談して意見を比較するのもひとつの方法です。

「難しそうで後回しにしていた」わたしが動けた理由

正直に言うと、わたしが最初に保険を見直そうと思ったのは3年以上前でした。でも「難しそう」「時間がかかりそう」「何かあったときに保障がなくなったら怖い」という気持ちが邪魔をして、ずっと後回しにしていたんです。

動けたきっかけは、格安SIMへの乗り換えが「拍子抜けするくらい簡単だった」経験があったから。「固定費の見直しって、思ったより怖くない」という実感が生まれていたんです。

あの年の年末、家計のスプレッドシートを年間で振り返ったとき、格安SIM・保険・サブスク解約をあわせて前年比で32万円ほど固定費が下がっていました。夫に話したら「すごいな」の一言だけだったんですが、それで十分でした。数字がちゃんと証明してくれてましたから。

払いすぎた保険料は戻ってきません。でも、今から見直した保険料は毎月ずっと節約になります。

ポイント
保険の見直しで迷ったときは「もし夫が今亡くなったら家計はどうなるか」を試算することから始めるのがいちばん現実的です。数字を出すと、感情論ではなく事実で判断できるようになります。

まとめ:主婦の保険見直しでやること・気をつけること

保険の見直しは「難しい専門知識がないとできない」ものではないです。わたしが実際にやってみて感じたのは、「情報を整理して、順番通りにやれば、誰でもできる」ということ。

  • まず全契約をスプレッドシートに書き出して「現状把握」する
  • 公的保険(高額療養費・傷病手当金)でカバーできる部分を確認して「必要保障を整理」する
  • 複数社を比較できるFPに無料相談して「客観的な意見」をもらう
  • 新しい保険の保障開始を確認してから古い保険を解約する(順番厳守)
  • わが家では年間約19万円の削減に成功——やってみて損はないです

まず今日できることとして、手元にある保険証券を1枚取り出して、月額保険料と保障内容をメモするだけでも始めてみてください。そこからが見直しのスタートです。

この記事を書いた人 節約ナオコ

節約ナオコ

2人の子どもを育てながら、週3日パートで働いています。家計をなんとかしようと試行錯誤してきた結果、ふるさと納税・格安SIM・ミールキットなど、実際に使ったものとやめたものの両方を正直にレビューするようになりました。きれいごとを書いても意味がないので、失敗談も包み隠さず書いています。同じように家計と向き合っている方の参考になれば嬉しいです。

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