格安SIMへの乗り換えを調べていると、「通話に弱い」という声をよく目にしますよね。わたしも乗り換え前、「電話が繋がりにくくなったら困る」と気になって、なかなか踏み切れなかった時期がありました。この記事では、格安SIMの通話まわりのデメリット5つと、それぞれの対処法を実体験をもとにまとめています。読み終えるころには「これなら乗り換えられる」と判断できるはずです。
・ほとんどは「対処法」があり、知っておくだけで大半は解決できる
・専用アプリを使った通話に切り替えると、通話料を約半額以下に抑えられる場合がある
・わたし自身、乗り換え後に通話コストが月1,200円ほど下がっています
節約ナオコ
2児の母・週3パート勤務。実際に試した節約術だけを正直レビュー。きれいごとなしの主婦目線でお届けします。
そもそも格安SIMの通話はなぜ「デメリットがある」と言われるの?
まずここを理解しておくと、デメリットの話がスッと入ってきます。格安SIMは正式にはMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれ、ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しています。データ通信の部分は借りた回線をそのまま使えるので品質は大きく変わらないんですが、通話に関しては独自の仕組みで対応するため、大手キャリアとは構造上の違いが出てきます。
数字で見ると一目瞭然なんですが、大手キャリアでよく使われる「5分かけ放題」などのオプションが、格安SIMでは選択肢が少なかったり、月額が割高だったりすることがあります。ただ、これは「乗り換えてはいけない理由」ではなく、「事前に把握しておくべきポイント」です。知らずに使うと後悔するけど、知っていれば対応できる話ばかりなんです。
格安SIM通話のデメリット①:かけ放題プランの選択肢が少ない
格安SIMを検討している方がいちばん気にするのが、ここだと思います。大手キャリアでは「完全かけ放題(月額1,100円程度)」や「5分以内かけ放題」がスタンダードになっていますが、格安SIMは会社によってプランの幅が大きく違います。
わたしが乗り換えた格安SIMでは、当時「10分かけ放題(月額935円)」はあったものの、「完全かけ放題」は用意されていませんでした。仕事で長電話が多い方には、これが地味にネックになります。
わたしが実際にやった方法は、乗り換え前の3か月分の請求明細を見て平均通話時間を出すことでした。結果は月15〜20分ほど。これなら「かけ放題なし+専用アプリ活用」で十分対応できると判断しました。
格安SIM通話のデメリット②:通常通話の料金が割高になりやすい
かけ放題を使わずに通常発信した場合、格安SIMでは30秒あたり22円が相場です。これは大手キャリアでも同じ設定の会社が多いんですが、大手はかけ放題とセットで使うのが前提なので、格安SIMでかけ放題なしだと相対的に割高に感じやすい構造になっています。
たとえば月に30分通話すると、30秒=22円なので60回×22円=1,320円かかります。かけ放題(月935円前後)と比べると、30分を超えるあたりからかけ放題の方が安くなる計算です。
対処法:専用アプリ経由の通話で料金を抑える
実はこれ、「専用の通話アプリ」を使うことで通話料をほぼ半額にできます。格安SIM会社が提供しているアプリ(たとえばIIJmioの「みおふぉんダイヤル」や楽天モバイルの自社アプリなど)を経由して発信すると、30秒11円前後になるケースがあります。
わたしが使っている格安SIMでも同様のアプリがあり、乗り換え後の通話料が月平均600円台に落ち着きました。乗り換え前は通話オプションなしで月1,800円ほどかかっていたので、差額は月1,200円。年間で14,400円の差です。
格安SIM通話のデメリット③:通話品質が不安定に感じる場合がある
格安SIMの通話品質についても、乗り換え前に気になっていました。実際に使ってみた感想を正直に書くと、「日常使いでは特に問題なし」でした。ただ、通話アプリ経由の発信はインターネット回線を使った通話(VoIP通話=音声をデータとして送る仕組み)になるため、電波が弱い場所や混雑時に音質が落ちることがあります。
子どもの学校関係の連絡や、大事な電話のときは通常の回線で発信するようにしています。普段の友人との会話や、短い確認電話では通話アプリを使う、という使い分けが現実的です。
格安SIM通話のデメリット④:緊急通報への影響
これはあまり目立たない話題ですが、知っておいてほしい点です。110番・119番などの緊急通報は、通話アプリ経由では発信できません。緊急時は必ず標準の「電話」アプリから発信する必要があります。
格安SIM自体が緊急通報に対応していないわけではなく、通話アプリ(VoIP)が対応していない、という話です。子どもが外でスマホを持つような場面を考えると、この点は事前に家族で共有しておいた方が安心です。うちは中1の子どもに「緊急のときは電話アプリから」と伝えてあります。
格安SIM通話のデメリット⑤:留守番電話・転送電話が使いにくい
大手キャリアでは留守番電話が標準機能として含まれていることが多いですが、格安SIMでは留守番電話サービスがオプションだったり、提供していない会社もあります。わたしが契約している格安SIMでは、月220円の留守番電話オプションがあるのですが、最初は気づかずに申し込んでいませんでした。
しばらく使っていて「あ、留守電に入ってるかも」と思ったとき、設定していないことに気づいたんです。パートの仕事関係で着信を取れないことが多いので、これは早めに設定しておけばよかったと少し後悔しました。転送電話も同様で、会社によって対応状況が違うので事前確認が必要です。
- 留守番電話サービスの有無と月額を乗り換え前に確認する
- 転送電話が必要な場合も対応状況を調べておく
- 必要であれば乗り換えと同時にオプション申し込みをする
乗り換え前に確認しておくべきチェックリスト
デメリットを整理したうえで、「では乗り換え前に何を確認すればいいか」をまとめます。わたし自身が乗り換えのときに実際にチェックした項目です。
- 過去3か月の通話時間・通話料を明細で確認する
- 検討中の格安SIMにかけ放題プランがあるか・月額はいくらか
- 通話料割引アプリが提供されているか
- 留守番電話・転送電話のオプションがあるか
- 家族で「緊急通報は電話アプリから」を共有する
数字で見ると一目瞭然なんですが、「月の通話が30分以下」かつ「通話アプリを使う」という条件が揃えば、多くの場合かけ放題オプションなしでも通話コストをかなり抑えられます。わたしの場合は月600〜700円台に収まっています。
まとめ:格安SIM通話のデメリットは「知ってれば怖くない」
格安SIMの通話まわりのデメリット、まとめてみるとこんな感じです。
- かけ放題の選択肢が少ない → 事前に通話時間を把握して判断する
- 通常通話料が割高になりやすい → 通話アプリで半額前後に抑えられる
- 通話品質が不安定な場面がある → 重要な電話は通常回線で使い分ける
- 緊急通報は通話アプリ不可 → 標準電話アプリからは問題なく発信できる
- 留守電・転送がオプション or 非対応の場合がある → 乗り換え前に確認・申込みする
実はこれ、どれも「事前に調べておけばほとんど解決できる」話なんです。わたしが乗り換えを3年間ためらっていたのが今では少しもったいなかったと思っています。通話コストが年間14,400円下がっただけでも、3年分で4万円以上の差になっていました。
まず自分の「月の通話時間」を過去の明細で確認するところから始めてみてください。それだけで、乗り換えの判断がだいぶクリアになると思います。

