AWS資格の取り方を初心者向けに4ステップで解説

「AWS資格って聞いたことあるけど、何から始めればいいかまったくわからない」——ぼくも最初はそうでした。で、結論から言うと、正しい順番さえ把握すれば初心者でも数ヶ月で取得できます。この記事では、AWS資格の基本的な仕組みから勉強法・費用まで、4ステップで整理してみました。

本記事の要約
・AWS資格には難易度別に複数の種類があり、初心者はまず「CLF(クラウドプラクティショナー)」一択
・受験料は約15,000円、勉強期間の目安は1〜2ヶ月
・無料の公式学習コンテンツだけでも合格ラインには届く
・ただし「ハンズオン(実際に手を動かす)」を並行するとグッと理解が深まる
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SIerからフリーランスPMへ転身。リモートワーク・転職・副業のリアルな話を体験ベースで発信しています。

そもそもAWS資格とは?初心者がまず知っておくこと

「AWS資格って何?」という方向けに、まずざっくり整理してみます。ここを押さえておくと、この後の話がぐっとわかりやすくなります。

AWS(Amazon Web Services)とは、Amazonが提供しているクラウドサービスのことです。簡単に言うと「インターネット経由でサーバーやデータベースなどを使えるサービス」で、いまや多くの企業のシステムがAWSの上で動いています。

そしてAWS認定資格とは、そのAWSを使いこなせることを証明する公式の認定試験です。IT業界での転職・キャリアアップを考えているなら、取っておいて損はない資格だと思います。

ぼく自身、フリーランスのPMとして案件を探すなかで「AWS関連の知識があるかどうか」をクライアントに聞かれることが増えてきたなと感じています。これ、意外と大事で、資格の有無で案件の幅が変わることもあります。

ポイント
AWS認定資格は現在12種類以上あり、難易度と専門分野ごとに分かれています。初心者がいきなり上位資格を狙う必要はありません。まず「どの資格があるか」を把握するだけでOKです。

初心者はどの資格から取ればいい?種類と難易度を整理

AWS資格の種類を見て「多すぎてどれを選べばいいかわからない」と感じる方、多いと思います。ここでは初心者が迷わないよう、シンプルに整理してみました。

AWS認定資格は大きく「難易度」と「専門分野」で分かれています。難易度は以下の3段階です。

  • ファンダメンタル(入門):クラウドの基本的な概念を問うレベル
  • アソシエイト(中級):実務での活用を想定した問題が出るレベル
  • プロフェッショナル/スペシャリティ(上級):高度な設計・運用を問うレベル

初心者が最初に目指すべきは「AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)」一択です。日本語では「クラウドプラクティショナー」と呼ばれる、ファンダメンタルレベルの資格です。

なぜCLFなのか、理由を整理してみます。

  • エンジニアでなくても合格できる内容(プログラミング知識不要)
  • AWSの全体像をざっくり把握するのにちょうどいい
  • 合格後に次のステップ(アソシエイト)へ進みやすくなる
  • 転職・副業でも「AWS知識あり」のアピールとして一定の効果がある

正直、CLFを飛ばしていきなりアソシエイト(SAA:ソリューションアーキテクトアソシエイト)に挑む人もいますが、まったく知識ゼロの状態からだとかなりしんどいと思います。まずCLFで全体像をつかんでから、というのがぼくのおすすめです。

受験前に確認!費用・試験形式・合格ラインをまとめました

勉強を始める前に「受験にいくらかかるのか」「試験はどんな形式か」を知っておくと、計画が立てやすくなります。ここで一気に確認してしまいましょう。

受験料と試験概要

  • 受験料:約15,000円(税込)※時期・為替により変動あり
  • 試験時間:90分
  • 問題数:65問(多肢選択式・複数選択式)
  • 合格スコア:700点以上/1000点満点
  • 試験言語:日本語対応あり
  • 受験方法:テストセンターでの受験またはオンライン受験(自宅)どちらも可

オンライン受験(ピアソンVUEまたはPSI)を使えば自宅から受験できます。テストセンターに行く必要がないので、リモートワーク中心のぼくにとってはこれがかなり助かっています。

試験の申し込み方法

受験申し込みはAWS認定の公式サイトから行います。AWSアカウントを持っていればそのまま申し込めます。持っていない場合は無料で作れるので、先に作っておくとスムーズです。

注意
受験料は支払い後の返金が原則できません。「なんとなく申し込む」はやめて、ある程度勉強が進んでから日程を決めるのがおすすめです。

STEP1〜4:初心者がAWS資格を取るまでの具体的な流れ

いよいよ本題です。「何をどの順番でやればいいか」を4ステップで整理してみました。実際にやってみた話をします。

STEP1:AWSアカウントを無料で作る

まず最初にやることは、AWSの無料利用枠(フリーティア)を使ってアカウントを作ることです。クレジットカードの登録は必要ですが、無料枠の範囲内で使えるサービスが12ヶ月間かなり多くあります。

「実際に触ってみること」と「テキストで学ぶこと」を並行するのが、理解が早い気がします。アカウントがあると、勉強しながら「本当にそうなのか?」と手を動かして確認できるので。

無料枠で使えるサービス例:EC2(仮想サーバー)・S3(ストレージ)・RDS(データベース)など。ただし使いすぎると課金されるので、設定後は必ず停止・削除を習慣にしてください。

STEP2:学習教材を選んで勉強を始める

教材選びで迷いすぎる人が多い印象です。正直、最初の1冊・1講座さえ決めてしまえばあとは進むだけなので、ここはサクッと決めましょう。

無料で使える学習コンテンツ

  • AWS Skill Builder(公式):無料コースが多数あり、CLF向けのコースも充実している
  • AWS公式の模擬試験:20問の無料サンプル問題が公式サイトで公開されている
  • YouTube:AWS Japanの公式チャンネルに解説動画あり

有料だけどコスパが高い教材

Udemyの講座は、セール時(1,500〜2,000円程度)に買うのが断然おすすめです。Udemyはほぼ毎月セールをやっているので、定価で買う必要はほぼありません。CLF向けの日本語講座は複数あり、動画で視覚的に学べるのでテキストより頭に入りやすい人も多いと思います。

ぼくの周りのエンジニアに聞くと「Udemyで一周してから問題集で仕上げる」という流れが多い印象です。

STEP3:問題集・模擬試験で実践力をつける

テキストや動画で一通り学んだら、次は問題を解く練習です。これ、意外と大事で、「知っている」と「試験で答えられる」はけっこう違います。

  • Udemyの問題集講座(日本語・英語どちらも有):セール時に数百円〜購入可能
  • AWS公式の模擬試験:有料(約2,000円)だが本番に近い形式で練習できる
  • 無料の問題サイト:「CloudLicense」などのサイトで無料問題を解ける

正答率が安定して75〜80%以上になってきたら、本番の試験日を予約するタイミングだと思います。「まだ不安だから…」と先延ばしにし続けると、モチベーションが落ちやすいので。

STEP4:試験を受けて合否を確認する

試験当日は、試験終了直後に画面でスコアの速報が表示されます。正式な合否通知はAWSの公式サイト(Certification Account)から数日以内に確認できます。

合格すると認定証のデジタルバッジがもらえます。LinkedInやSNSに貼れるので、転職活動やフリーランスの営業資料に使えます。ちょっとテンション上がりました、ぼくが初めて取ったときは。

勉強期間の目安と、実際に詰まりやすいポイント

「どのくらいで合格できるのか」は多くの人が気になるところだと思います。正直、個人差はありますが目安を整理してみます。

  • IT未経験・クラウド知識ゼロ:2〜3ヶ月(1日1〜2時間の学習)
  • IT業務経験あり・AWS未経験:1〜1.5ヶ月
  • AWSを業務で少し触ったことがある:2〜4週間

ぼくが観察していて「詰まりやすいな」と感じるポイントは以下の3つです。

詰まりポイント① サービス名が多すぎて覚えられない

AWSには200以上のサービスがあります。CLFでは全部を深く理解する必要はなく「何のサービスか・何に使うか」を大まかに把握する程度でOKです。完璧に覚えようとせず、よく出るサービス(EC2・S3・RDS・Lambda・IAMなど)に絞るのがコツです。

詰まりポイント② 「責任共有モデル」などの概念が抽象的でわかりにくい

責任共有モデルとは「AWSが管理する範囲」と「ユーザーが管理する範囲」を分けた考え方です。CLFでは必ず出る概念なのですが、初見だとぴんとこないことが多いです。「物理インフラはAWSの責任、その上で動かすOSやデータはユーザーの責任」とざっくり覚えるだけで、最初は十分だと思います。

詰まりポイント③ 料金体系・サポートプランが複雑

AWSの料金は「使った分だけ払う」が基本ですが、CLFの試験では各サポートプランの違い(ベーシック・デベロッパー・ビジネス・エンタープライズ)が出題されることがあります。ここは問題集を繰り返して「どのプランに何が含まれるか」を頭に入れるしかないです。理解より暗記寄りで対応するのがぼくの正直な感想です。

こんな人には今すぐAWS資格はおすすめしない、正直な話

メリットばかり書いてもフェアじゃないので、正直に書いておきます。AWS資格が今の自分に合っているかどうか、一度立ち止まって考えてみてほしいです。

  • 「とりあえず資格が欲しい」だけで、クラウドを使う予定がない人:資格の価値が発揮されにくいです
  • 転職先が完全にAWS以外のクラウド(AzureやGCP)を使っている人:その環境に対応した資格を優先したほうが効果的です
  • いま業務が超多忙で1日30分も確保できない人:詰め込んで失敗するよりタイミングを見直したほうがいいかもしれません

逆に「ITの仕事に転職したい」「フリーランスとして案件の幅を広げたい」「クラウドの基礎知識を体系的につけたい」という人には、CLFは投資対効果が高い資格だと思います。受験料1万5千円・勉強期間1〜2ヶ月で、IT業界での自己紹介に使えるカードが一枚増えるので。

まとめ:AWS資格取得は「順番どおりに進めれば」初心者でも取れます

最後に要点をまとめておきます。

  • 初心者が最初に目指す資格は「AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)」
  • 受験料は約15,000円、勉強期間の目安は1〜2ヶ月(1日1〜2時間)
  • 無料のAWS Skill Builderやセール時のUdemy講座を活用すれば低コストで準備できる
  • 問題集で正答率75〜80%以上になったら試験日を予約するタイミング
  • 「クラウドを使う目的」が明確な人ほど、資格の価値を活かしやすい

ぼく自身、SIer時代にAWSを触ったことがなく、フリーランスになってからクラウドの必要性を痛感しました。あの頃「CLFから始めていれば早かったな」と今でも思います。まずはAWSの無料アカウントを作るところから、はじめてみてください。

この記事を書いた人 タケPM

タケPM

新卒でSIerに入社後、Web系企業への転職を経て、現在はフリーランスのプロジェクトマネージャーとして複数の案件を掛け持ちしています。リモートワーク歴は5年以上。転職・フリーランス転向・リモートワークと、自分が経験してきたことをそのまま書いています。きれいに整理された情報より、泥臭いリアルを優先して発信するのがモットーです。

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