「NISAって聞いたことはあるけど、なんか難しそうで…」と思って後回しにしていませんか? わたしも去年の春まで、まったく同じ状態でした。この記事では、投資初心者の43歳主婦のわたしが実際にNISAを始めるまでにやったことを、手順ごとに正直に書いていきます。読み終わるころには「これなら今週末にでも始められそう」と思っていただけるはずです。
・口座開設はスマホだけで完結。わたしの場合、申込みから使えるようになるまで約2週間でした
・積立額は月5,000円からでもOK。無理のない金額で始めるのが長続きのコツです
・「どこで開くか」「何を買うか」の2つだけ決めれば、あとは自動で動きます
・投資なのでリスクはゼロではありません。仕組みを理解してから始めるのが大切です
節約ナオコ
2児の母・週3パート勤務。実際に試した節約術だけを正直レビュー。きれいごとなしの主婦目線でお届けします。
そもそもNISAって何?主婦目線でざっくり説明します
「NISAって投資でしょ?うちには関係ない」と思っていたのが、去年のわたしです。でも調べてみたら、NISAは「増えた分に税金がかからない」という国が作った制度で、難しいトレードをするための仕組みではありませんでした。
通常、株や投資信託で利益が出ると約20%の税金がかかります。たとえば10万円の利益が出ても、手元に残るのは約8万円です。NISAを使うとこの税金がゼロになります。
数字で見ると一目瞭然なんですが、月2万円を20年積み立てて仮に年3%で運用できたとすると、利益部分だけで約180万円になる試算があります。通常の口座なら約36万円が税金で消えますが、NISA口座なら全額手元に残ります。
NISAは「投資の利益に税金をかけない」国の優遇制度。2024年に制度が大きくリニューアルされ、年間360万円まで非課税で投資できるようになりました。
新NISAの2つの枠、主婦にはどちらが向いている?
2024年からの新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。初心者の主婦にとってはシンプルに考えて大丈夫です。
- つみたて投資枠:毎月一定額を自動で積み立てる。年間120万円まで。金融庁が認めた比較的安全な商品のみ対象
- 成長投資枠:個別株なども買える。年間240万円まで。初心者にはやや複雑
わたしは迷わずつみたて投資枠だけから始めました。毎月決まった金額が自動で引き落とされるので、「何を買おうか」と毎回悩む必要がないのがありがたいんです。
NISA口座はどこで開く?主婦が選んだ基準
口座を開く金融機関選びは最初の関門です。ここを間違えると後で変更が面倒なので、わたしが実際に比較したポイントをそのままお伝えします。
NISA口座は銀行でも証券会社でも開けますが、選べる商品の数と手数料の低さを優先するなら、ネット証券一択だとわたしは思っています。
主婦におすすめのネット証券2社を比較
実はこれ、調べれば調べるほど「SBI証券かeMAXIS Slim系を扱う楽天証券」の二択に絞られます。どちらも口座開設・維持費は無料です。
わたしは夫婦ともに楽天をよく使うので楽天証券にしました。ポイントで少額積立できるのが実質的に積立額の底上げになっていて、地味にうれしいんです。
NISA口座の開き方・実際の手順をステップで解説
ここからが本題です。わたしが実際に楽天証券でNISA口座を開いたときの手順を、時系列でそのまま書きます。スマホだけで全部完結しました。
用意するもの(事前に確認しておくとスムーズ)
- マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
- スマホ(カメラが使えるもの)
- メールアドレス
- 銀行口座(引落し用)
マイナンバーカードがあると本人確認が一番スムーズです。わたしはマイナンバーカードで申し込んだので、書類の郵送が一切不要でした。
STEP1:証券会社の公式サイトから口座開設を申込む
楽天証券のサイト(楽天証券)にアクセスし、「口座開設」ボタンから進みます。メールアドレスを登録するとURLが送られてきて、そこから本登録へ。所要時間は約10分でした。
STEP2:本人確認書類をアップロードする
スマホのカメラでマイナンバーカードを撮影してアップロードするだけです。eKYC(スマホで完結する本人確認)という方式で、郵便物を待つ必要がありません。わたしは5分もかかりませんでした。
STEP3:NISA口座の開設を選択する
申込フォームの途中で「NISA口座を同時に開設しますか?」と聞かれます。ここで「つみたて投資枠を利用する」を選べばOKです。この選択を忘れると後から申請が必要になるので、ここだけ注意です。
STEP4:税務署の審査を待つ(約1〜2週間)
NISA口座は証券会社だけでなく、税務署の審査も必要です。これが少し時間がかかります。わたしの場合は申込から12日後に「NISA口座が開設されました」というメールが届きました。
何を買えばいい?初心者主婦が選んだ商品と金額
口座が開いたら次は「何を積み立てるか」を決めます。正直ここが一番迷いました。でも実はこれ、初心者なら絞り込む方針だけ決めてしまえばすごくシンプルです。
選ぶ商品の基準:コストが低いインデックスファンド1本
インデックスファンドとは、日経平均やS&P500などの指数に連動して動く投資信託のことです。プロが銘柄を選ぶ「アクティブファンド」より手数料が低く、長期積立に向いているとされています。
わたしが選んだのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」と呼ばれる商品です。世界中の株式に分散投資できる商品で、信託報酬(年間のコスト)が約0.05775%と業界最低水準クラスです。
積立金額はいくらにすればいい?
わたしは最初、月1万円からにしようかと思っていたんですが、家計の状況を確認してから月5,000円でスタートしました。
数字で見ると一目瞭然なんですが、月5,000円を年利3%で20年積み立てた場合の試算はこうなります。
- 積立元本:120万円(5,000円×240ヶ月)
- 運用後の評価額(年3%想定):約164万円
- 利益部分:約44万円(NISA口座なら税金ゼロ)
月5,000円でも20年続けると44万円分の利益が非課税になる可能性があります。「無理なく続けられる金額」から始めるのが大事で、余裕が出たら増やせばいいだけです。
積立の設定方法:画面の操作手順
口座が開いたら積立の設定をします。わたしが実際にやってみたんですが、拍子抜けするくらい簡単でした。楽天証券のアプリを使った手順です。
- アプリ(楽天証券)にログインする
- 「NISA」タブから「つみたて投資枠」を選ぶ
- 積み立てたい商品(ファンド)を検索して選ぶ
- 毎月の積立金額を入力する(100円から設定可能)
- 引き落とし方法(銀行口座 or クレカ)を選ぶ
- 設定内容を確認して「設定する」を押す
わたしはクレジットカード引き落としにしています。クレカ積立にするとポイントが還元されるので、実質的なコストが少し下がるんです。設定が完了したら、あとは毎月自動で動きます。
始めてみて気づいた「やっておけばよかった」こと
NISAを始めて約1年。ここでは正直に「もっと早く知りたかった」と感じたことをお伝えします。
家計の「投資に回せる金額」を先に確認する
わたしは家計のスプレッドシートを自作して毎月の収支を把握しているので、「月5,000円なら確実に出せる」と確認してから始めました。
先に月の固定費・変動費・貯金額を整理して、「生活費に手をつけない金額」を計算してから積立額を決めることをおすすめします。生活が苦しくなってNISAを途中解約してしまうと、長期投資のメリットが薄れます。
夫と情報を共有しておく
わたしが始めたと知ったとき、夫は「え、大丈夫なの?」と少し心配そうでした。でも仕組みを説明したら「それなら俺も始めようかな」となって、今は夫も別の証券会社でNISAを積み立てています。子どもたちの将来のことを考えると、夫婦で少しずつ動けているのはよかったなと思っています。
「見ない」勇気を持つ
始めた直後、アプリで残高を毎日確認してしまって、少し下がるたびにヒヤッとしていました。でも積立投資は短期の上下に一喜一憂しないのが基本です。今は月1回だけ確認するようにしたら、かなり気持ちが楽になりました。
NISAを始める前に知っておきたいリスクの話
やってみて損はないですと言いたいところですが、一つだけ正直に書いておきます。NISAは元本保証ではありません。
- 株価が下落すると積立残高がマイナスになることがある
- 「つみたて投資枠」は長期保有を前提とした設計で、短期で解約するとメリットが薄れる
- すぐに使う可能性がある生活防衛費(最低3〜6ヶ月分の生活費)は別に確保しておくのが基本
わたしが第一子の生まれた直後に「貯金がゼロになったらどうしよう」と眠れない夜を過ごした経験があるので、生活防衛費が手元にある状態でNISAを始めることだけは強く思っています。投資は余裕資金で、が鉄則です。
まとめ:NISAは「始めるハードル」が一番高かった
この記事を書いてあらためて実感するんですが、NISAを始めるうえで一番大変だったのは「最初の一歩を踏み出すこと」でした。口座開設そのものは本当に拍子抜けするくらい簡単でした。
- NISAは「利益に税金がかからない」国の制度。難しい投資知識は最初から必要ない
- 口座開設はスマホだけで完結。マイナンバーカードがあれば郵便物不要で約2週間で開設できる
- 買う商品は「信託報酬が低いインデックスファンド1本」でシンプルに
- 積立額は月5,000円など無理のない金額からでOK。慣れてから増やせばいい
- 生活防衛費(3〜6ヶ月分の生活費)を確保したうえで始めるのが大原則
まず証券会社の公式サイトにアクセスして、口座開設フォームを開いてみるだけで大丈夫です。やってみて損はないです。

