マッチングアプリで副業に誘われた…それ詐欺です

マッチングアプリを始めてしばらく経ったころ、ある女性からメッセージが届きました。プロフィール写真は笑顔が素敵で、自己紹介文もしっかり書いてある。「おっ、いい出会いかも」と思ったのもつかの間、会話が進むにつれてなんとなく違和感が出てきて……。そう、副業や投資の話が出てきたんです。この記事では、マッチングアプリで副業に誘われたときに疑うべき理由と、詐欺の手口・対処法をまとめました。50代で初めてアプリを使う方にこそ読んでほしい内容です。

本記事の要約

マッチングアプリで知り合った相手から副業・投資話が出たら、まず詐欺を疑うこと。典型的な手口(ロマンス詐欺・SNS型投資詐欺)の流れ、見分け方のポイント、被害に遭わないための行動をまとめています。
ヒロじじ
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ヒロじじ

50代バツイチ。マッチングアプリで懲りずに出会いを探し続けるおじさんが、リアルな体験をそのまま書きます。

そもそも「マッチングアプリ×副業誘い」はなぜ起きるのか

まず前提として知っておいてほしいのですが、マッチングアプリは詐欺師にとっても「出会いの場」です。善意の利用者が集まっているからこそ、悪意ある人間も紛れ込みやすい。これは僕が最初に気づけなかったことでもあります。

マッチングアプリで副業・投資に誘う詐欺は、大きく分けると「ロマンス詐欺」と「SNS型投資詐欺(いわゆるSNS詐欺)」の2パターンに分類されます。どちらも「まず好意を持たせる」というステップから始まるのが共通の特徴です。恋愛感情や親近感を育てることで、相手の判断力を鈍らせるわけです。

警察庁の発表によると、SNS・マッチングアプリ経由の投資詐欺被害額は年々増加しており、50代以上の被害者が多い傾向も報告されています。「自分は騙されない」と思っている人ほど、意外と引っかかりやすいのが怖いところです。

よくある手口①:ロマンス詐欺の流れをリアルに解説

ロマンス詐欺とは、恋愛感情を利用してお金を騙し取る詐欺のことです。マッチングアプリで知り合い、少しずつ距離を縮めてからお金を要求してくるのが典型的な流れです。

実際の流れはこんな感じです。

  • マッチングアプリでマッチ。プロフィール写真は「いかにも素敵な人」
  • 毎日LINEやメッセージを送ってくる。共感・褒め言葉が多い
  • 「実は海外在住で…」「医師(エンジニア・軍人)なんです」など、会えない理由を作る
  • 数週間〜数カ月かけて「信頼関係」を構築する
  • 突然「投資で稼いでいる」「副業を教えてあげたい」という話が出てくる
  • 「少額から始めてみて」と言われ、実際に利益が出ているように見せる(フェイク)
  • 大きな額を入金したところで連絡が取れなくなる

「恋愛感情が芽生えてからお金の話が出る」のがロマンス詐欺の最大の特徴です。相手のことを信頼しているからこそ、「この人が言うなら大丈夫かも」と思ってしまう。そこが巧妙なんです。

よくある手口②:SNS型投資詐欺(副業詐欺)の特徴

ロマンス詐欺よりもドライに、最初から「副業・投資情報の提供者」として近づいてくるパターンもあります。これがSNS型投資詐欺と呼ばれるものです。

マッチングアプリで友達感覚でつながり、LINEに誘導してから「FX自動売買ツール」「仮想通貨の裁定取引」「海外の投資案件」などを勧めてきます。最初は「無料で教えてあげる」「少額で試してみて」と言いながら、徐々に入金額を増やさせていく手口です。

注意

SNS型投資詐欺は、アプリ内だけでなく「LINEに移行してから本格的な勧誘が始まる」ケースがほとんどです。アプリの外に誘導された時点で警戒レベルを上げてください。

僕の友人(同じく50代)が実際に経験した話では、相手の女性が「私もこれで月30万稼いでいる」と言って、スクリーンショットを見せてきたそうです。数字が並んだ画面を見せられると、なんとなく「本物っぽい」と感じてしまう。でもそのスクリーンショットは偽造できるし、実際に偽造されていることが多いです。

詐欺だと見抜く7つのサインをチェックしよう

「怪しいと思いながらも、確信が持てない」という状態が一番危険です。以下のサインに2つ以上当てはまる場合は、かなり高い確率で詐欺だと思ってください。

  • プロフィール写真が「モデルか芸能人みたいにきれいすぎる」
  • マッチ直後から急速に距離を縮めてくる(毎日連絡、甘い言葉)
  • 「海外在住」「仕事で日本にいない」などの理由で実際には会えない
  • LINEや他のSNSへの移行を早い段階で求めてくる
  • 会話の流れで「投資」「副業」「FX」「仮想通貨」の話題が出てくる
  • 「紹介してあげたい人がいる」「専門家に相談しながらやれば安心」と言う
  • 「少額から試してみて」と入金を促してくる

「逆画像検索」(Googleの画像検索機能を使って写真の出所を調べること)も有効です。プロフィール写真をそのまま検索すると、海外の別人のSNSが出てくることがあります。これは詐欺師が外国人の写真を無断で使っているケースが多いためです。

ポイント

「この人、なんか良い人すぎる」と感じたとき、それは詐欺のサインかもしれません。現実の出会いで、マッチ直後から毎日甘いメッセージをくれる人はまずいません。

笑えない話:僕も「惜しかった」経験があります

ここで少し恥ずかしい話をします。笑い話として聞いてください。

Pairsを始めて2週間ほどのころ、プロフィール写真がやたらとおしゃれな女性からいいねが来ました。メッセージも丁寧で、共通点を丁寧に探してくれる感じ。「50代のおじさんにこんな人がマッチするのか!」と正直浮かれました。

3日ほどやりとりが続いたある日、「実はFXで副収入を得ていて、信頼できる人に紹介したいと思ってた」という話が出てきたんです。そのとき僕は「あ、これかもしれない」と思いました。ちょうどネットでロマンス詐欺の記事を読んでいたタイミングだったので、冷静に対応できました。

「投資の話は結構です」と伝えると、相手は急にそっけなくなり、翌日にはブロックされていました。「投資の話を断った瞬間に態度が変わる」のが詐欺の分かりやすい末路です。本当に好意がある相手なら、そんなことでは離れません。あのとき、浮かれた気持ちを抑えられて本当によかったと思っています。

誘われたときの正しい対処法【3ステップ】

「もしかして詐欺かも」と思ったとき、どう動けばいいのかを整理しておきましょう。焦る必要はありません。落ち着いて以下の順番で対応してください。

ステップ1:お金を絶対に動かさない

どんなに信頼できると感じていても、マッチングアプリで知り合った相手に言われて入金・送金することは絶対にしない。これだけ守れれば、金銭的な被害は防げます。「少額だから」という言葉に乗らないことが大切です。少額で始めさせて信頼させるのが手口の一つだからです。

ステップ2:アプリ内の通報・ブロック機能を使う

PairsやOmiaiをはじめ、主要なマッチングアプリには「通報機能」があります。怪しいと感じたら迷わず通報してください。これは自分を守るだけでなく、同じ被害者を出さないためにも重要な行動です。ブロックした後は無視で構いません。

ステップ3:被害が出てしまったら消費者ホットライン・警察へ

万が一すでに入金してしまった場合は、速やかに動くことが大切です。時間が経つほど返金の可能性は下がります。

  • 消費者ホットライン:188(いやや)に電話。近くの消費生活センターにつながります
  • 警察相談専用電話:#9110。詐欺被害の相談ができます
  • 振込先の銀行に連絡:「振り込め詐欺救済法」により、口座凍結・返金手続きができる場合があります


「恥ずかしいから相談できない」という気持ちはわかりますが、詐欺被害に遭うことは被害者の落ち度ではありません。専門機関はそのために存在しています。一人で抱え込まないでください。

50代がとくに狙われやすい理由と予防策

正直に言います。50代はマッチングアプリ詐欺の主要ターゲット層です。これは悲しい話ですが、理由を知っておくことが最大の予防策になります。

なぜ50代が狙われやすいのか、主な理由はこちらです。

  • ある程度の資産・貯蓄があると思われている
  • マッチングアプリ初心者が多く、詐欺の手口を知らないことが多い
  • 若い女性にアプローチされると舞い上がりやすい(これは正直な話)
  • 孤独感・寂しさを抱えていることが多く、優しさに弱い
  • 「自分は騙されない」という過信がある

予防策としてまず意識してほしいのは、「恋愛と投資・副業は絶対に切り離す」という考え方です。好きな人から勧められると判断力が鈍る、これは人間として自然なことです。だからこそ「どんなに信頼できると感じても、お金の話だけは別ルールで考える」という自分なりのルールを持っておくことが大切です。

安全にマッチングアプリを使い続けるための心がけ

詐欺の話ばかりしてきましたが、怖くなってアプリを辞める必要はありません。ポイントを押さえて使えば、ちゃんと良い出会いも生まれます。僕自身、詐欺まがいの接触を経験しながらも、今もアプリを続けています。

安全に使うための心がけをまとめておきます。

マリッシュのような再婚・シングル向けアプリは、利用者の属性がある程度絞られているため、詐欺アカウントが紛れにくいという意見もあります。ただしゼロではないので、油断は禁物です。

まとめ:副業に誘われたら「まず疑う」が自分を守る

マッチングアプリで知り合った相手から副業・投資に誘われたときの対処法をまとめてきました。最後に要点を振り返ります。

  • マッチングアプリ経由の副業・投資誘いは「ロマンス詐欺」「SNS型投資詐欺」がほとんど
  • 「良い人すぎる」「急速に距離を縮めてくる」「会えない理由がある」は詐欺のサイン
  • お金を動かさない・通報する・LINEへの誘導に乗らないの3点が基本の防衛策
  • 被害が出てしまったら「消費者ホットライン188」「#9110」に相談を
  • 50代は詐欺師のターゲットになりやすいが、手口を知っていれば防げる

詐欺を恐れてアプリを辞めるのは、詐欺師の思うつぼです。正しく警戒しながら使い続けることが、50代おじさんの正しい戦略だと僕は思っています。まずは身元確認がしっかりしているアプリを選んで、安全なところから始めてみてください。

この記事を書いた人 ヒロじじ

ヒロじじ

50代・バツイチのおじさんです。子どもが独立してから「このままじゃいかん」と一念発起、マッチングアプリを始めました。最初はプロフィール写真の撮り方もわからず大苦戦。成功続きとはいかないけど、そのリアルな経験がきっと誰かの参考になると思って書いています。良いことも悪いことも正直に、50代の出会い事情を発信しています。

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