同時進行の罪悪感をなくす5つの考え方

マッチングアプリで複数の人と同時にやりとりしながら、どこかズキズキと罪悪感を感じていませんか?ぼくも最初はそうでした。この記事では、同時進行に罪悪感を覚える理由と、それをなくすための具体的な考え方を正直にお伝えします。

本記事の要約
・同時進行は「マッチングアプリのルール」として広く許容されている行為
・罪悪感の正体は「昭和的な恋愛観の刷り込み」であることが多い
・「交際前」と「交際後」を自分の中でハッキリ線引きすることが大事
・相手も同時進行している可能性が高い、という現実を知ること
・罪悪感をなくすための5つの思考シフトを本文で解説しています
ヒロじじ
この記事を書いた人

ヒロじじ

50代バツイチ。マッチングアプリで懲りずに出会いを探し続けるおじさんが、リアルな体験をそのまま書きます。

そもそも同時進行って、悪いことなのか

まずここから整理させてください。正直に言います。ぼくは最初、同時進行ということ自体に強い抵抗があったんですよね。

52歳でマッチングアプリを始めて、最初にマッチした3人の女性とほぼ同じタイミングでメッセージのやりとりが始まったとき、なんとも言えない居心地の悪さを感じました。「これって、浮気みたいなもんじゃないか」って。同世代の方は共感してもらえると思うんですが、ぼくらが青春を過ごした時代って、「複数の人を同時に好きになる=不誠実」という空気が当たり前だったんですよね。

でも、よく考えてみると──マッチングアプリは「まだ付き合ってもいない、知らない人同士が知り合うための場所」です。合コンや職場の飲み会で複数の人と名刺交換して、それぞれの人柄を知ろうとすることを「不誠実だ」と責める人はいませんよね。マッチングアプリの同時進行は、それと本質的に同じことなんです。

ポイント
マッチングアプリにおける同時進行は、「交際前の候補者選び」という段階であり、ほとんどのアプリ運営会社も利用規約で特に禁止していません。罪悪感を感じる必要がそもそもない行為なんです。

罪悪感の正体は「昭和の恋愛観」だった

なぜ同時進行に罪悪感を覚えるのか。その正体を知ると、少し楽になります。

恥ずかしい話ですが、ぼくは30年以上、出版社でずっと仕事一筋でした。離婚するまで、恋愛や婚活の「現代ルール」なんてものを考えたことがなかった。で、52歳になって初めてマッチングアプリを触ってみると、「同時進行はむしろ当たり前」という文化に触れて、正直かなり戸惑いましたよ。

ぼくらの世代が叩き込まれた恋愛観というのは、だいたいこういうものだったりします。

  • 「好きな人がいるなら、その人だけを一途に想え」
  • 「複数の人に同時に気持ちを向けるのは不誠実だ」
  • 「告白して付き合う前から、もう心は決まっていなければならない」

でもこれ、よく考えると「交際後」の話ですよね。付き合う前から相手を一人に絞って全力を注ぐのは、現実的ではないどころか、むしろリスクが高い行為です。相手の人となりもわからないうちに一点集中してしまい、相手に振られたとき、ただただ消耗するだけ、という経験がある方も多いんじゃないでしょうか。ぼく自身、3週間やりとりしていた女性に突然ブロックされた夜は、ひとりでビールを4本飲みましたからね。笑えない話なんですけど。

「昭和的な一途さ」は美しい価値観ですが、それを「交際前の婚活・恋活の場面」に持ち込みすぎると、自分が苦しくなるだけだと気づいたんですよね。

相手も同時進行している、という現実

これ、知っておくとかなり気持ちが楽になります。

マッチングアプリを使っている女性の多くも、同時に複数の人とメッセージを交わしています。これは冷たい話ではなくて、アプリという仕組み上、当然そうなる話なんですよね。女性は特に、多くの「いいね」を受け取る立場にある。その中から誰かとやりとりを深めていく過程で、自然と複数名と並行してコミュニケーションすることになります。

ぼくがマリッシュで知り合ったある女性(50代)と、実際にデートをした後で率直に話したことがあります。「マッチングアプリって、同時進行って普通ですよね」と聞いてみたら、「当たり前ですよ。私も何人かとやりとりしながら、会ってみたい人を絞っていきました」とあっさり言われました。

あなたが罪悪感を感じているそのとき、相手もおそらく同じことをしている。これは「お互いさま」の世界です。そう理解すると、自分だけが悪いことをしているような感覚が和らいでくると思うんですよね。

マッチングアプリ大手のPairsマリッシュのガイドラインでも、交際前の複数人とのやりとりは特に制限されていません。アプリ運営側もそれを前提とした設計になっています。

罪悪感をなくす5つの思考シフト

ここが記事の核心です。頭でわかっていても、感情はなかなかついてこないもの。ぼくが実際に試して効果があった考え方を、正直にお伝えします。

① 「交際前」と「交際後」に明確な線を引く

これがいちばん大事です。「付き合おう」という言葉を交わした瞬間から、関係は変わる。それまでは「候補者を知る期間」だと割り切る。

「交際する」という合意がなされた後も複数の人とデートを続けるのは、さすがに問題があります。でも、その一線を越えるまでは、複数の人と知り合う活動は誠実さに反しません。むしろ、十分に見極めた上で交際を始めることが、相手に対しても誠実だと言えるんですよね。

② 「人を品定めしている」ではなく「自分に合う人を探している」と捉える

同時進行に罪悪感を覚える人のもうひとつのパターンは、「複数の相手を品定めしているような気がして気分が悪い」というものです。これ、気持ちはよくわかります。

でも視点を変えると、「自分に合う人を真剣に探している」という行為でもあります。就職活動で複数の会社を受けることを「企業を品定めしている」と後ろめたく感じる人はいませんよね。それと同じです。あなたが真剣であるからこそ、慎重に選んでいる。その解釈で、少し気が楽になりませんか。

③ 「深い感情移入」を全員にしないと決める

同時進行が苦しくなる理由のひとつは、やりとりしている複数の相手それぞれに「深く感情移入してしまう」ことだったりします。ぼくも編集者の性分なのか、相手のプロフィールや言葉の端々からその人の人生を想像して、必要以上に感情移入してしまうんですよね。

ここで意識したいのは、「ある程度の距離感を保ちながら、相手をよく知っていく」というスタンスです。全力投球は、「この人だ」と決めてからでいい。最初から全員に100%の感情を注ぎ込もうとするから苦しくなる。最初の段階は60%くらいの感情で、じっくり相手を知る期間だと思っておくと、心が消耗しにくくなりますよ。

④ 「嘘をついていない」ことを確認する

罪悪感の根っこをよく掘ってみると、「同時進行そのもの」より「相手に嘘をついているかもしれない」という感覚から来ていることがあります。

確認してみてください。あなたは相手に「あなただけを見ています」と言いましたか?「他の人とはやりとりしていません」と言いましたか? 言っていないなら、嘘はついていません。「言っていないこと」と「嘘をついていること」は違います。聞かれてもいないことをわざわざ申告する義務はない段階ですから、その点での後ろめたさは手放していいと思うんですよね。

⑤ 「絞り込むための期間」と時間に区切りをつける

同時進行をずっと続けることが目的ではないはずです。これ、意外と大事な視点だったりします。

ぼくは自分の中で「メッセージを2週間続けて、フィーリングが合う人を1〜2人に絞る」というゆるいルールを作りました。だらだらと複数の人と並行してやりとりし続けることは、相手にとっても自分にとっても時間のロスになる。だから、一定期間後に「この人ともっと知り合いたい」と思える人を選んで、そこから集中する。そう決めておくと、「同時進行はそこへ至るための短い助走期間」という位置づけになって、罪悪感が薄れていきましたよ。

ポイント
罪悪感をなくす5つの思考シフトのまとめ:
①交際前と交際後に明確な線を引く
②品定めでなく「自分に合う人を探している」と捉える
③全員に深い感情移入をしないと決める
④嘘をついていないことを確認する
⑤絞り込むための期間として時間に区切りをつける

それでも罪悪感が消えないときの対処法

考え方を変えようとしても、感情というのはなかなか言うことを聞いてくれません。これ、笑えない話なんですけど、頭でわかっていても夜中にメッセージを読み返して「この人に悪いな」ってなる夜が、ぼくにも何度もありました。

そういうときの対処法として、ぼくがやっていたことをいくつかご紹介します。

「誠実さ」を行動で示すことに集中する

同時進行していることへの罪悪感を減らすために、ぼくが意識したのは「やりとりの中での誠実さ」を高めることでした。返信を丁寧にする、相手の言葉をちゃんと読む、いい加減な返事をしない。同時進行しているかどうかよりも、目の前のやりとりに誠実でいることの方が、よほど大切だと気づいたんですよね。それをちゃんとやっていると、「ひどいことはしていない」という自分への信頼感が少しずつついてきます。

「会う前に断つ」という自分ルールを作る

デートの約束が具体的に決まったら、その相手以外とのやりとりを一時的に減らす、あるいは新しいマッチングに積極的に動くのをいったん止める。そういう自分ルールを持っておくと、罪悪感のコントロールがしやすくなります。

「デート前後でギアを変える」という感覚です。実際に会う直前と直後は、その人との関係に集中する。それだけでも、「複数の人を同時に進めている」という感覚が和らぎますよ。

「うまくいかなかった相手にはちゃんとケジメをつける」

これが地味に大切です。複数の人とやりとりしている中で、「この方とは縁がなかったな」と感じたら、フェードアウトせずにきちんとメッセージでお礼と終わりの言葉を伝えること。面倒に感じるかもしれませんが、「ちゃんと終わらせる」という行動が、自分の中の罪悪感を清算することにもつながります。相手への礼儀であると同時に、自分の気持ちを整理するためでもあるんですよね。

注意
フェードアウト(突然の無視・既読スルー)は、相手にとって非常に不快な体験になります。同時進行中であっても、やりとりを終わらせる際は一言メッセージを送ることをおすすめします。それがあなたへの信頼にもつながりますし、何より自分自身が後味よく次へ進めます。

50代が使いやすいアプリで同時進行を賢くやる

最後に、どのアプリで同時進行するかも、心の負担に影響してきます。ぼくの経験から正直に言うと、50代には向き不向きがあります。

ぼくがいちばん推しているのはマリッシュです。もともと再婚・シングルマザー・シングルファーザー向けに設計されたアプリで、50代の利用者が比較的多い。同じような境遇の人が多いので、話が通じやすいんですよね。同時進行することへの感覚も、「お互いそういうもの」という理解がある空気を感じます。

Pairsは会員数が最大級で出会いの母数は多いですが、50代の男性にとっては若い世代との競争が厳しい側面もあります。ただ、真剣度の高い人が多いのは確かです。

Omiaiは真面目な出会い重視のアプリで、落ち着いた雰囲気があります。中堅どころとして安定感があって、同時進行しながら誠実にやりとりしたいという方には合っていると思いますよ。

ポイント
ヒロじじの50代向けアプリ評価(参考まで)
① マリッシュ:50代男性にいちばん推せるアプリ
② Pairs:会員数最大級。ただし50代には競争が厳しい
③ Omiai:まじめな出会い重視。中堅どころとして安定感あり

まとめ:同時進行は罪悪感を持つ必要のない活動です

長くなりましたが、最後に要点を整理しておきます。

  • 同時進行は「交際前の候補者選び」であり、アプリの世界では広く許容されている
  • 罪悪感の正体は「昭和的な恋愛観の刷り込み」であることが多い
  • 相手も同時進行している可能性が高い。これはお互いさまの世界
  • 「交際前と交際後に線を引く」「嘘をついていないか確認する」など5つの思考シフトで罪悪感は和らげられる
  • 誠実さはやりとりの丁寧さと、縁がなかった人へのケジメで示すことができる

同世代の方は共感してもらえると思うんですが、ぼくらは「恋愛とはこういうものだ」という固定観念を、長い時間をかけて積み上げてきた世代です。その観念を全部捨てる必要はない。ただ、「同時進行=不誠実」という方程式だけは、マッチングアプリの世界では外して考えた方が、自分のためになります。

罪悪感を感じながら使い続けるより、「これは誠実に相手を選ぶための活動だ」と納得した上でアプリを続ける方が、絶対に結果もついてきます。まずは一度、自分の中の「昭和ルール」を棚卸しするところから始めてみてください。

この記事を書いた人 ヒロじじ

ヒロじじ

50代・バツイチのおじさんです。子どもが独立してから「このままじゃいかん」と一念発起、マッチングアプリを始めました。最初はプロフィール写真の撮り方もわからず大苦戦。成功続きとはいかないけど、そのリアルな経験がきっと誰かの参考になると思って書いています。良いことも悪いことも正直に、50代の出会い事情を発信しています。

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