リモートワークのメリット・デメリット全17項目を比較

「リモートワークって実際のところ、どうなんだろう?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。自由そうに見える一方で、「孤独になりそう」「サボってしまいそう」という不安もありますよね。この記事では、リモートワークのメリット・デメリットを合計17項目で整理し、自分に合った働き方かどうかを判断できるようになる情報をお届けします。

本記事の要約

リモートワークには通勤ストレスゼロ・自由な時間管理などメリットが多い反面、コミュニケーション不足・自己管理の難しさといったデメリットも存在します。この記事で17項目を比較すれば、自分に向いているかすぐわかります。
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SIerからフリーランスPMへ転身。リモートワーク・転職・副業のリアルな話を体験ベースで発信しています。

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そもそもリモートワークとは?基本をおさらい

メリット・デメリットを見ていく前に、まずリモートワークの定義を確認しておきましょう。言葉の意味を押さえておくと、後の比較がぐっとわかりやすくなります。

リモートワークとは、会社のオフィス以外の場所で仕事をする働き方のことです。自宅・カフェ・コワーキングスペース(共有の作業スペース)など、インターネットさえあればどこでも仕事ができます。日本では「テレワーク」や「在宅勤務」とほぼ同じ意味で使われることが多いです。

総務省の調査によると、テレワークを導入している企業の割合はここ数年で急増し、特に従業員300人以上の企業では半数以上が何らかの形で導入しています。もはや一部の人だけの働き方ではなくなってきているんです。

リモートワーク・テレワーク・在宅勤務はほぼ同じ意味で使われますが、厳密には「テレワーク」が国の公式用語で、「リモートワーク」は民間で広く使われる言葉です。どちらも「場所にとらわれない働き方」という意味は同じです。

リモートワークのメリット9選

ここからはリモートワークの良い面を具体的に見ていきます。「なんとなく楽そう」で終わらせず、実際にどんな恩恵があるのかを確認してみてください。

① 通勤ストレスと時間が丸ごとなくなる

国土交通省のデータでは、首都圏の平均通勤時間は片道約48分。往復すると約1時間36分が毎日通勤に消えていることになります。リモートワークになれば、この時間がまるごと自分のものになります。読書・運動・家族との時間など、使い道は無限大です。

② 働く場所を自由に選べる

自宅はもちろん、好きなカフェや地方の実家など、インターネット環境があればどこでも仕事ができます。引越しの選択肢が広がり、家賃の安いエリアに住みながら都市部の給与水準で働くことも可能になります。

③ 集中しやすい環境を自分で作れる

オフィスでは「ちょっといいですか?」と声をかけられて作業が途切れることがよくありますよね。リモートワークでは、自分が集中しやすい環境を自由にカスタマイズできます。静かな部屋・好きなBGM・自分だけのデスク環境を整えれば、生産性が上がる人も多いです。

④ 時間の使い方を柔軟にコントロールできる

会社によってはコアタイム(必ず勤務する時間帯)を設けるフレックスタイム制と組み合わせていることも多く、「午前中に集中して働いて午後に用事を済ませる」といった柔軟な時間管理ができます。子育て中の方や介護が必要な家族がいる方にとっては、特に大きなメリットです。

⑤ 交通費・外食費などの出費が減る

毎日の通勤定期代・ランチ代・職場用の服や靴のクリーニング代など、出社にかかるコストは意外と大きいものです。リモートワークにすることで、月に1〜3万円程度の節約になるというケースも珍しくありません。

⑥ 体調管理がしやすくなる

通勤による体力消耗がなくなるため、疲れにくくなる人が多いです。また、少し体調が悪いときでも無理して出勤しなくて済むため、体調を悪化させる前に早めに休養をとれるというメリットもあります。

⑦ 人間関係のストレスが軽減される

苦手な同僚と毎日顔を合わせる必要がなくなり、職場の人間関係に悩むストレスが減ると感じる人も多いです。コミュニケーションが主にテキスト(文字)ベースになるため、感情的になりにくいという面もあります。

⑧ プライベートとの両立がしやすい

子どもの送り迎えや宅配便の受け取りなど、日常生活の細かな用事をこなしながら仕事ができます。仕事と生活を上手く組み合わせる「ワークライフバランス」が整いやすくなるのは、リモートワークの大きな魅力のひとつです。

⑨ 感染症リスクを下げられる

人が密集する通勤電車やオフィスに行かなくて済むため、風邪・インフルエンザなどの感染症をもらいにくくなります。特に免疫力が下がりやすい季節の変わり目には、大きなメリットと感じる方が多いです。

リモートワークのデメリット8選

良いことばかりではないのも正直なところです。デメリットをきちんと把握しておくことで、対策を立てやすくなります。知らずに始めると後悔することになるので、しっかり確認しておきましょう。

① コミュニケーションが取りにくくなる

リモートワーク最大の課題と言えるのが、コミュニケーション不足です。オフィスなら気軽に「ちょっと聞いていいですか?」と相談できますが、リモートでは相手の状況が見えないためメッセージを送るのを遠慮してしまいがちです。認識のズレや情報共有のミスが起きやすくなります。

② 自己管理が難しい

上司の目がない環境では、サボってしまったり逆に仕事とプライベートの切り替えができずに働きすぎてしまったりする人がいます。自分でスケジュールを管理する力がないと、生産性がガクッと落ちてしまうことも。

③ 孤独感を感じやすい

一人で黙々と仕事をしていると、誰とも話さない日が続くことがあります。雑談や何気ないやりとりがないと精神的に孤立感を覚えやすく、メンタルヘルス(心の健康)に影響が出るケースも報告されています。

④ 仕事環境の整備にコストがかかる

快適に仕事をするためには、デスク・チェア・モニター・安定したWi-Fi環境などの整備が必要です。会社が費用を負担してくれる場合もありますが、すべて自己負担になるケースも多く、初期コストがかかることがあります。

⑤ オンとオフの切り替えが難しい

自宅が仕事場になると、「今日は終わり」というけじめがつけにくくなります。仕事が終わっても気持ちが切り替えられず、いつまでもダラダラと仕事のことを考えてしまう…という状態になりやすいのは、リモートワークあるあると言えます。

⑥ キャリアアップの機会が減ることがある

オフィスにいれば自然と上司や先輩の仕事ぶりを見て学んだり、評価してもらえる場面が増えたりしますが、リモートでは成果が見えにくいため、評価されにくいと感じる人もいます。特に新入社員や若手にとっては、ノウハウを吸収する機会が限られることがあります。

⑦ セキュリティリスクが高まる

情報セキュリティ(個人情報や機密情報を守ること)の管理が個人に委ねられる部分が増えます。自宅のWi-FiやカフェのフリーWi-Fiを使うと、情報漏えいのリスクが高まることもあるため、会社のルールをしっかり守ることが大切です。

⑧ 運動不足になりやすい

通勤という「強制的な歩行時間」がなくなるため、一日中ほとんど動かない日が出てきます。意識的に体を動かす習慣をつけないと、体重増加や肩こり・腰痛などの身体的な不調につながりやすいです。

メリット・デメリットを一覧で比較してみよう

ここまで見てきた内容を、一気に整理してしまいましょう。パッと見比べることで、自分がどちらを重視するかが見えてきます。

ポイント

メリット9選まとめ

  • 通勤時間・ストレスがゼロになる
  • 働く場所を自由に選べる
  • 集中できる環境を自分で作れる
  • 時間の使い方が柔軟になる
  • 交通費・外食費などの出費が減る
  • 体調管理がしやすくなる
  • 人間関係のストレスが軽減される
  • プライベートとの両立がしやすい
  • 感染症リスクを下げられる

注意

デメリット8選まとめ

  • コミュニケーションが取りにくくなる
  • 自己管理が難しい
  • 孤独感を感じやすい
  • 仕事環境の整備にコストがかかる
  • オンとオフの切り替えが難しい
  • キャリアアップの機会が減ることがある
  • セキュリティリスクが高まる
  • 運動不足になりやすい

リモートワークに向いている人・向いていない人の特徴

メリット・デメリットがわかったところで、「自分はリモートワークに向いているのか?」を判断してみましょう。特徴を知っておくと、働き方の選択に失敗しにくくなります。

向いている人の特徴

  • 自分でスケジュールや締め切りを管理できる
  • 一人での作業が苦にならない
  • テキストでのやりとりが得意
  • 子育て・介護など家庭の事情がある
  • 通勤に強いストレスを感じている

向いていない人の特徴

  • 誰かと話しながら仕事をしないとやる気が出ない
  • 仕事とプライベートを切り替えるのが苦手
  • 人から指示がないと動けない
  • 自宅に集中できる専用スペースがない
  • 新人・未経験者で仕事を覚えている途中

「向いていない」と感じた項目が多くても、環境や工夫次第でリモートワークを上手く続けている人はたくさんいます。向いていない特徴は「対策が必要なポイント」として捉えると前向きになれます。

デメリットを解消する5つの実践的な対策

デメリットがわかっても「じゃあどうすればいいの?」とならないよう、すぐに実践できる対策を紹介します。知っておくだけで、リモートワークの質がぐっと上がります。

対策①:コミュニケーション不足はルールで補う

「毎朝チームでビデオ通話をする」「作業開始・終了時にチャットで一言送る」など、コミュニケーションのルールをチームで決めておくと、情報共有のズレを防ぎやすくなります。Slack(スラック)Zoom(ズーム)などのオンラインツールを積極的に活用しましょう。

対策②:仕事の開始・終了の「儀式」を作る

「仕事前にコーヒーを一杯入れる」「終業時間になったらパソコンを閉じてストレッチをする」など、小さな習慣をオンオフの切り替えサインにするのが効果的です。この「儀式」を作るだけで、仕事とプライベートの境界線がはっきりして気持ちが楽になります。

対策③:意識的に外に出る時間を作る

運動不足・孤独感の解消には、ランチタイムの散歩やジムへの定期通いがおすすめです。週に数回カフェやコワーキングスペースで仕事をすると、気分転換にもなります。

対策④:仕事専用スペースを用意する

ベッドやソファで仕事をすると集中力が続かず、生活リズムも崩れやすいです。部屋の一角でもいいので「ここが仕事場」と決めた専用スペースを作ることで、気持ちの切り替えがしやすくなります。

対策⑤:セキュリティは会社のルールを徹底する

自宅での仕事では、パスワードの管理や画面の覗き見防止など、基本的なセキュリティ対策を怠らないことが大切です。会社から支給されたVPN(会社のネットワークに安全に接続する仕組み)を使うなど、ルールはしっかり守りましょう。

リモートワーク導入前に確認しておきたいこと

いざリモートワークを始める前に確認しておきたいポイントをまとめました。事前に把握しておくことで、スタートダッシュがスムーズになります。

ポイント

導入前に確認すべき4つのこと

  • 会社のリモートワークポリシー(ルール)を確認する
  • 手当・経費の補助制度があるか調べる
  • 必要なツール(チャット・ビデオ会議ツール)を使いこなせるか確認する
  • 自宅の通信環境(Wi-Fiの速度・安定性)を事前にチェックする

注意
業種・職種によってはリモートワークが難しい仕事もあります。製造業・医療・接客など、現場作業が必要な職種は完全リモートが難しいケースが多いため、自分の仕事に適用できるかどうかを先に確認することが大切です。

まとめ:リモートワークは「準備と工夫」で変わる

この記事で紹介してきたポイントをおさらいします。リモートワークの良し悪しは、自分の特性と準備次第で大きく変わります。

  • リモートワークとは、オフィス以外の場所で仕事をする働き方のこと
  • メリットは通勤ストレスゼロ・柔軟な時間管理・節約効果など9項目
  • デメリットはコミュニケーション不足・自己管理の難しさ・孤独感など8項目
  • 向いている人・向いていない人の特徴を知っておくと判断しやすい
  • デメリットは「ルール作り」「環境整備」「意識的な外出」などで対策できる

リモートワークは「やってみて調整する」が一番の近道です。まずは会社の制度を調べることから始めて、自分に合った働き方を少しずつ作っていきましょう。

この記事を書いた人 タケPM

タケPM

新卒でSIerに入社後、Web系企業への転職を経て、現在はフリーランスのプロジェクトマネージャーとして複数の案件を掛け持ちしています。リモートワーク歴は5年以上。転職・フリーランス転向・リモートワークと、自分が経験してきたことをそのまま書いています。きれいに整理された情報より、泥臭いリアルを優先して発信するのがモットーです。

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