「リモートワークってこれからも続くのかな?」と、なんとなく不安に感じてる人、多いんじゃないかと思います。ぼくも6年前に在宅ワークを始めたとき、同じことを考えていました。この記事では、在宅歴6年のフリーランスPMであるぼくが、肌感覚と実際のデータを交えながら、リモートワークの将来性をできるだけ正直に話してみます。
・将来性が高いのはITスキルを持ち、アウトプットで評価される職種
・在宅6年の経験から、リモートワークを長く続けるための現実的なポイントも解説
タケPM
SIerからフリーランスPMへ転身。リモートワーク・転職・副業のリアルな話を体験ベースで発信しています。
そもそも「リモートワークの将来性」って何を指すのか
まずここを整理しておかないと、議論がふわっとしてしまうので少し丁寧に書きます。「将来性がある」という言葉、人によって意味がかなり違うんですよね。
ぼくが思うに、「リモートワークの将来性」には大きく3つの問いが含まれています。
- リモートワークという働き方自体が、社会的に続いていくのか?
- 自分が今やっている仕事は、在宅で続けられるのか?
- リモートワークを選ぶことで、収入やキャリアは伸ばせるのか?
この3つ、全部ちょっとずつ答えが違います。「リモートワーク全体の将来性」と「自分のリモートワークの将来性」は別物なので、その前提で読んでもらえると参考になると思います。
リモートワークは「縮小」しているのか?実際のところ
コロナ禍の情報がそのまま使われているケースが多いので、ここは少し現状を整理してみます。「コロナが落ち着いてリモートワークは減った」という話、よく聞きますよね。これ、半分本当で半分違うと思っています。
出社回帰は確かに起きている
大企業を中心に「週3出社」「原則出社」に戻すケースは増えています。特に製造業・小売・金融などの業種では、在宅比率がコロナ禍のピーク時より明らかに下がっています。ぼくの知人で大手メーカーに勤めている人は、「もうほぼ毎日出社になった」と言っていました。
一方で、IT系・スタートアップは在宅維持が多い
ぼくが関わるWebベンチャーやスタートアップ界隈では、フルリモートや週1〜2出社のスタイルがそのまま定着しているケースが多い印象です。特にエンジニア・デザイナー・PM・マーケターなどのデジタル職種は、リモート前提の採用が引き続き多いです。
将来性が高い職種・低い職種、正直に比べてみます
ここが一番知りたい部分だと思うので、具体的に書いてみます。ぼく自身がフリーランスPMとして複数の企業と関わってきた経験も踏まえています。
リモートワークの将来性が高いと感じる職種
- エンジニア・プログラマー(アウトプットが数字で見えやすい)
- Webデザイナー・UI/UXデザイナー
- プロジェクトマネージャー・ディレクター
- Webマーケター・SEO担当・広告運用担当
- ライター・編集者(特にWebメディア系)
- カスタマーサポート(チャット・メール対応)
共通しているのは「成果が数値・データで可視化できる」こと。場所に関係なく「何を作ったか」「何を改善したか」が明確な職種は、リモートワークと相性がいいです。これ、意外と大事で、上司からすると「見えないところにいる人」への信頼はアウトプットでしか担保できないんですよね。
リモートワークが難しいと感じる職種
- 製造・現場作業(物理的に現場が必要)
- 接客・販売・営業(対面が前提のビジネスモデル)
- 医療・介護・保育(現地でしか提供できないサービス)
- 総務・経理の一部(紙・印鑑・対面承認が残っている企業)
正直、職種というより「その会社のデジタル化がどこまで進んでいるか」によるところも大きいです。同じ経理職でも、クラウド会計ツールを使いこなしている会社と、紙伝票が残っている会社では、在宅できる度合いが全然違います。
在宅6年のぼくが感じる「リモートワークで生き残れる人の特徴」
ここからは少し個人的な話になります。ぼくは35歳でフリーランスに独立して、以来ずっと完全在宅でPMをやっています。その中で、「この人はリモートでも評価されるな」と感じる人と、「これは厳しいかも」と感じる人を何人も見てきました。
評価されやすい人の3つの特徴
で、結論から言うと、以下の3つだと思っています。
- テキストでの報告・連絡・相談が丁寧にできる(Slack・チャットでのコミュニケーション力)
- 期限前に「終わりそうにない」と早めに報告できる(見えないからこそ先手の報告が命)
- 成果をドキュメントや数字で残す習慣がある
ぼく自身がフリーランスになって最初に意識したのも、「見えないことへの不安を先手の報告で消す」ことでした。出社していれば「なんとなく働いている感」が伝わりますが、リモートだとアウトプットとコミュニケーションだけが自分の存在証明になります。
厳しいと感じる人のパターン
逆に、リモートワークが長続きしにくいなと感じるのはこういうタイプです。
- 声をかけてもらうまで動けない(自走力が低い)
- 曖昧な指示をそのまま受けて後で「聞いていない」となる
- テキストコミュニケーションが苦手で返信が遅い・短い
「口頭で話せば伝わるのに」という人は、リモート環境では意外とつらいです。これ、能力の問題ではなくスタイルの問題なので、意識的に変えていくことは十分できます。ぼくも最初はテキストが得意じゃなかったので、その感覚はわかります。
フリーランスとリモートワークの組み合わせが最強な理由
ぼく個人の話になりますが、「リモートワーク × フリーランス」という働き方は、将来性という観点からかなり手応えを感じています。
フリーランスPMとして独立後、初めて月50万を超える案件を受注したとき、妻と2人でコンビニのスパークリングワインで乾杯しました。ちょっとテンション上がりました。あの夜のことは、今でも時々思い出します。
なぜ「リモート × フリーランス」が将来性あると感じるか、整理するとこうです。
- 地理的な制約がなくなるので、全国の案件にアクセスできる
- 複数クライアントを掛け持ちしやすい(1社に依存しない安定感)
- スキルが上がるほど単価を上げやすい(雇用ではないので上限が低い)
- ライフスタイルに合わせて働き方を調整しやすい
リモートワークは「場所の自由」を与えてくれる。フリーランスは「時間と単価の自由」を与えてくれる。この2つが重なると、働き方の選択肢が一気に広がる気がします。
リモートワークを長く続けるために、ぼくが実際にやっていること
将来性の話をするなら、「長く続けられるか」という視点も大事だと思います。在宅6年やってきて、最初からうまくいったわけじゃないので、試行錯誤してきたことを書いてみます。
スケジュール管理:時間ではなく「タスク完了」で1日を区切る
最初の頃は「9時〜18時で働く」という時間管理をしていたんですが、それだと集中力のムラに対応できなくて。今は「今日やるタスクが終わったら終業」というスタイルに変えました。結果的に無駄な時間が減って、集中してる時間が増えた気がします。
孤独感の対処:週1回はビデオ通話で雑談を入れる
在宅で一番きついのは、正直、孤独感です。仕事の成果とは別に、「誰かと話していない」状態が続くとメンタルに来ます。ぼくは週1回、クライアントとの定例MTGとは別に、業務に関係ない雑談タイムを意図的に作るようにしています。これ、最初は「必要かな」と思ったけど、続けてみると明らかに仕事の質が上がりました。
家族との境界線:「ドアを閉めたら仕事中」ルールを作った
子どもが小2なので、在宅していると「パパいるじゃん」ってなります。これはかわいいんですが、仕事中に集中が切れるのは事実で。妻とも相談して「書斎のドアが閉まっているときは声をかけない」というルールを作りました。今もそのルールは続いています。
よくある不安への、ぼくなりの答え
「リモートワーク 将来性」で検索する人が気にしていそうな不安を、いくつかまとめて答えてみます。
「AIに仕事を奪われてリモートワーク自体なくなるのでは?」
正直、ここは複雑です。単純作業・定型業務はAIに置き換わりやすいのは本当。でも、「判断する・調整する・コミュニケーションする」という仕事はしばらく人間がやると思っています。ぼくがPMとして関わっている仕事も、まさにそこです。AIが得意な部分をうまく使いながら、自分は「判断と調整」に集中するスタイルが、今後の在宅ワーカーに求められると思います。
「リモートワークだとキャリアが積みにくいのでは?」
これ、ぼくも最初は気にしていました。で、実際にやってみた話をします。フリーランスになって6年、キャリア的には全然積めています。むしろ「誰かが決めたキャリアパス」ではなく、「自分が関わりたいプロジェクトを選んで積み上げる」スタイルになったので、満足度は上がっています。ただ、会社員リモートワーカーだと「社内での露出が少ない = 昇進しにくい」という構造は残るので、評価制度をちゃんと確認しておくのは大事です。
「会社がリモート廃止したらどうする?」
ここが一番現実的な不安だと思います。ぼくの考えでは、「リモートワークできる会社にいること」よりも「リモートワークでも評価されるスキルを持つこと」の方が長期的に安心です。会社のポリシーは変わりますが、スキルは自分の手元に残ります。今の会社がリモート廃止になったとしても、スキルがあれば転職できます。
まとめ:リモートワークの将来性、ぼくの結論
長くなりましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます。最後に要点をまとめます。
- リモートワーク全体は「なくなる」のではなく「職種・業種で二極化」が進んでいる
- IT系・デジタル職種はリモートワークの将来性が引き続き高い
- 将来性を高めるのは「環境」ではなく「アウトプットで評価されるスキル」
- 長く続けるには仕組み化(スケジュール・コミュニケーション・家族ルール)が必要
- 「リモートワークできる会社選び」より「どこでも通用するスキル磨き」が長期的に安心
30代前半に上司から「PMには向いてない」と言われて悔しくて、結果的にフリーランスで今の働き方にたどり着いたぼくが言えるのは、「リモートワークの将来性は、あなた自身のスキルと切り離せない」ということです。これ、意外と大事で、環境に依存するのではなく自分に投資することが、一番手堅い答えだと思っています。
まず一歩、やってみるとしたら「今の自分のスキルがリモートで評価されるものかどうか」を考えてみることだと思います。そこから動き始めると、見えてくるものがあるはずです。

