「50代でマッチングアプリって、正直どうなの?」と思いながら検索してきた方へ。ぼくも最初、同じ気持ちでした。そしてしっかり失敗しました。この記事では、52歳でアプリを始めたぼくが実際にやらかした失敗談と、そこから気づいたことを包み隠さず書きます。
・プロフィール写真・自己紹介文・メッセージの3つが主な落とし穴
・失敗しても「やり方」を変えれば結果は変わる(ぼくが実証済み)
・50代に向いているアプリと向いていないアプリははっきり分かれる
ヒロじじ
50代バツイチ。マッチングアプリで懲りずに出会いを探し続けるおじさんが、リアルな体験をそのまま書きます。
52歳・バツイチのぼくがマッチングアプリを始めた理由
なぜこの話から始めるかというと、「始めた動機」によってその後の失敗のパターンが変わってくるからです。ぼくの出発点を先に知っておいてもらうと、後の失敗談がより刺さると思うんですよね。
51歳で離婚しました。原因は「仕事ばかりで家にいなかった」こと。妻に「あなたとの生活に未来が見えない」と言われたとき、何も言い返せませんでした。今でもその言葉は引きずっています、正直に言うと。
子どもはすでに独立していたので、気づいたら横浜の一人暮らしのマンションに、54平米と自分だけが残っていた。そういう状況です。
マッチングアプリを始めたのは離婚から約1年後、52歳のときです。「出会いを求めて」というよりは、「このまま一人でいることへの漠然とした怖さ」が動機だったと思います。それが最初の失敗の温床になっていたんですが、当時は全く気づいていませんでした。
最初の3ヶ月、1件もマッチしなかった話
これが最大の失敗談であり、同世代の方に最も共感してもらえる話だと思うので、じっくり書きます。ここを読むと「あ、自分だけじゃないんだ」と少し楽になれるかもしれません。
正直に言います。最初の3ヶ月、1件もマッチしませんでした。
恥ずかしい話ですが、プロフィール写真がスーツだったんです。同世代の方はわかると思うんですが、スーツって「ちゃんとした人感」が出ると思ってたんですよね。全然違いました。
出版社で30年以上、編集の仕事をしてきました。文章を書くことは職業上の専門分野のはずなのに、自己紹介文が「真剣な出会いを求めています。よろしくお願いします」の2行だけだったんです。今考えると顔が赤くなる。
失敗①:プロフィール写真が「証明写真」になっていた
スーツ・正面・無表情。完璧な証明写真でした。「誠実さ」を出そうとした結果、「取調室に座っている人」みたいな写真になっていた。
が、そこから気づいたことがあります。マッチングアプリの写真は「この人と話してみたい」と思わせるためのものであって、「信頼できそう」を証明するためのものではないんですよね。目的が全然違う。
改善策として、休日に近所の元町・中華街あたりを散歩しながら友人に撮ってもらいました。カジュアルな格好で、少し笑っている写真。写真を変えただけでいいね数が数倍になりました。写真の重要性を身をもって学びました。
失敗②:自己紹介文が「履歴書」だった
「横浜在住、出版社勤務、54歳、離婚歴あり、子ども独立済み。真剣なお付き合いを希望しています」。
これ、経歴書ですよね。人間性がゼロです。この人と話したい、と思う要素がどこにもない。
編集の仕事で「読者を引きつけるリード文を書け」と若い部下に何十年も言い続けてきたぼくが、自分のプロフィールでは完全に失格の文章を書いていた。これ、笑えない話なんですけど、本当のことです。
自己紹介文は「この人と話してみたい」と思わせるエッセイであって、スペックの羅列ではない。改善後は「週末は元町の喫茶店でひとり読書をするのが好きで、最近ハマっているのは昭和の映画評を読み返すことです」という書き出しにしました。マッチ数が変わりました。
マッチした後のメッセージで失敗した話
プロフィールを改善してようやくマッチングが取れるようになってから、今度は別の壁にぶつかりました。メッセージのやりとりです。ここで詰まっている50代男性は多いはずなので、丁寧に書きます。
恥ずかしい話ですが、ぼくはメッセージを返すのに毎回30分かかります。今でも。編集職なのに、です。なぜかというと、「相手を不快にさせないか」「これで引かれないか」を考えすぎるからなんですよね。
失敗③:最初のメッセージが「尋問」になっていた
マッチした直後に送った最初のメッセージが、こんな感じでした。
質問を3つ一気に並べた。これは「会話」ではなく「アンケート」です。相手は答えるのが面倒で、返信が来ませんでした。当然ですよね。
が、そこから気づいたことがあります。最初のメッセージは「返しやすい一問」に絞るのが鉄則だということ。相手のプロフィールの中から一つだけ拾って、短く聞く。それだけで返信率が変わります。
失敗④:3週間やりとりした女性に突然ブロックされた夜
これは今でも引きずっている話です。
3週間、毎日やりとりが続いていた女性がいました。趣味の話、仕事の話、お互いの昔話。「来週、鎌倉でも行きませんか」という話まで出ていた。
ある朝起きたら、アプリを開いてもメッセージが表示されなくなっていた。ブロックされていました。
理由は今もわかりません。その夜、一人でビールを4本飲みました。「何がいけなかったんだろう」と何度もやりとりを読み返した。結局、答えは出ませんでした。
が、そこから気づいたことがあります。マッチングアプリで大切なのは「1対1の関係に感情を全投入しない」こと。アプリの中でのやりとりは、どこまでいってもアプリの中のことです。実際に会うまでは、まだ始まってすらいない。
同世代の方は共感してもらえると思うんですが、ぼくたちの世代って「一度深くなったら終わりまで付き合う」という感覚が染み付いているんですよね。でもアプリではそれが仇になることがある。
50代男性がやりがちな失敗パターン まとめ
ぼく自身の失敗に加え、同世代でアプリを使っている知人との会話から見えてきた、50代男性に共通する失敗パターンを整理します。「あ、これ自分だ」と思ったら、改善のチャンスです。
- プロフィール写真がスーツ・正面・無表情の「証明写真」になっている
- 自己紹介文がスペックの羅列で、人間性が全く見えない
- 最初のメッセージで質問を3つ以上並べる「アンケート型」になっている
- やりとりが丁寧すぎて、いつまでも「敬語の壁」が取れない
- デートの誘いが遅すぎる(2〜3週間やりとりしてからようやく誘う)
- ブロックや既読スルーを引きずって、次の一歩が踏み出せなくなる
- 年齢を過度に気にして、自己紹介文に謝罪っぽい一文を入れてしまう
最後の「謝罪っぽい一文」というのは、例えばこういうもの。「年齢的にご迷惑をおかけするかもしれませんが…」「50代という年齢をお許しください」。これ、ぼくも最初やっていました。
年齢を謝るな、と今のぼくは思います。年齢は事実であって、罪ではない。謝罪から始まる自己紹介は、相手に「この人と一緒にいて楽しいだろうか」という疑問を与えるだけです。
ぼくが50代男性に向けて正直に評価するアプリランキング
失敗談ばかりでは終われないので、「どのアプリを使うか」という話もします。アプリ選び自体がひとつの失敗ポイントになり得るので、同世代の方の参考になると思います。
① マリッシュ:50代男性にいちばん推せるアプリ
マリッシュは再婚・シニア層向けに特化したコンセプトのアプリです。ユーザーの年齢層が比較的高く、離婚経験者や子持ちであることへの理解がある女性が多いのが特徴です。
ぼくがはじめてデートの約束を取り付けた相手も、マリッシュで出会った方でした。4ヶ月目のことです。カフェへ向かう電車の中で「おれ、まだいけるじゃないか」と思って、なぜか目頭が熱くなったんですよね。あの感覚は忘れられません。
② Pairs:会員数最大級。ただし50代には競争が厳しい
Pairsは国内最大規模の会員数を誇ります。ただしユーザーの中心は20〜40代前半で、50代男性は相対的に競争が不利になりやすい。
使えないわけではありませんが、最初にここで始めてマッチしない→諦める、という失敗パターンに陥る50代男性が多い印象があります。プロフィールを相当磨いてから挑む場所です。
③ Omiai:まじめな出会い重視。中堅どころとして安定感あり
Omiaiは真剣な交際・結婚を意識したユーザーが多く、軽いノリのやりとりよりも「きちんとした会話」を好む方に向いています。
50代男性がもつ「落ち着いた雰囲気」「真剣さ」がむしろプラスに働きやすいアプリです。マリッシュと並行して使うのが個人的にはおすすめです。
④ with:20〜30代中心で正直50代には厳しかった
withは心理テストや性格診断などの機能が特徴的なアプリです。ただしユーザー層が若く、50代男性には正直、向いていませんでした。
ぼくは試しに使ってみましたが、マッチ数はほぼゼロ。「場違い感」が強く、1ヶ月で使うのをやめました。はっきり言いますが、50代男性が最初に選ぶべきアプリではないと思います。
失敗から立て直して変わったこと、続けてよかったと思う瞬間
失敗談だけで終わると「じゃあやらない方がいい」という結論になってしまうので、ちゃんと書きます。失敗して、変えて、続けた先に何があったか。
プロフィール写真を変え、自己紹介文を書き直し、メッセージの送り方を少しずつ学んでいった結果、アプリを始めて4ヶ月目に初めてデートの約束が取れました。
先ほど書いた通り、電車の中で目頭が熱くなった。54平米のマンションにひとりで残された52歳のおじさんが、アプリ越しに「会いましょう」と言ってもらえた。それだけのことですが、あのとき感じた「おれ、まだいけるじゃないか」という感覚は、今でもぼくの中にあります。
同世代の方は共感してもらえると思うんですが、50代になると「新しいことを始める」ことへのハードルが妙に高くなるんですよね。失敗したときの傷つき方も、なんとなく若い頃より大きく感じる。
でも、続けた方がいいとぼくは思っています。失敗のたびに「何がいけなかったか」を考える習慣がつくと、少しずつやり方が変わっていく。そしてある日、変わっていたことに気づく。
まとめ:50代男性のマッチングアプリ失敗体験から伝えたいこと
長く読んでいただいてありがとうございます。最後に、ぼくが失敗を通じて学んだことを整理します。
- プロフィール写真はスーツ・正面・無表情ではなく、カジュアルで笑顔のものが正解
- 自己紹介文はスペック羅列ではなく、「この人と話したい」と思わせるエッセイとして書く
- 最初のメッセージは一問だけ。相手のプロフィールから一つ拾って短く聞く
- ブロックや未返信は「自分への評価」ではなく、アプリの性質として受け流す
- 50代男性には「マリッシュ」「Omiai」が合いやすい。Pairsは十分に準備してから
- 年齢を謝罪しない。年齢は事実であって、罪ではない
正直に言います。マッチングアプリは50代男性にとって、決して簡単なフィールドではありません。でも、「やり方」さえ変えれば、年齢は思っているほど大きな障壁にはならない。ぼくがそれを体験しています。
まずはプロフィール写真一枚を変えることから始めてみてください。それだけで世界が変わります、正直。

