マッチングアプリでビデオ通話の提案をされたとき、「何を話せばいいんだろう」と固まってしまった経験はありませんか。ぼくは初めてのビデオ通話の前夜、話題をノートに書き出して結局一睡もできませんでした。この記事では、初めてのビデオ通話で使える話題の選び方と、50代ならではの準備のコツをリアルな体験をもとにお伝えします。
・話題は「相手のプロフィールから1つ拾う」だけで十分
・沈黙を怖がらないための「つなぎフレーズ」を持っておくと安心
・50代男性は「聞き上手」を意識するだけで印象が格段に変わる
・終わり方を決めておくと次のデートにつなげやすい
ヒロじじ
50代バツイチ。マッチングアプリで懲りずに出会いを探し続けるおじさんが、リアルな体験をそのまま書きます。
そもそも、なぜビデオ通話が怖いのか
ビデオ通話がどういうものかはわかっている。でも「実際にやる」となると話は別なんですよね。ここではまず、初めてのビデオ通話が緊張する理由を整理しておきます。原因がわかるだけで、だいぶ気持ちが楽になるはずです。
正直に言います。ぼくがビデオ通話を最初に提案されたとき、頭の中で「電話すら最近かけてないのに、顔出しなんて無理だ」という声がしたんですよね。54歳ですから、ビデオ通話の文化が仕事に入ってきたのもここ数年の話で、プライベートで顔を見せながら話すという経験がほぼゼロだった。
同世代の方は共感してもらえると思うんですが、テキストメッセージは時間をかけて考えられるけど、ビデオ通話はリアルタイムで反応しなければならないというプレッシャーがあります。しかも顔が映る。表情まで見られる。これは相当なハードルなんですよね。
でも、そこから気づいたことがあります。緊張するのは「準備していないから」だということです。話題がひとつでも用意してあると、出だしの怖さがずいぶんと違います。
初めてのビデオ通話で使える話題の選び方
「何を話せばいいか」は初回ビデオ通話で誰もが悩むことです。ここでは実際に使えた話題と、逆に失敗した話題の両方をお伝えします。この章だけでも、通話前の不安が半分は消えると思います。
相手のプロフィールから「1つだけ」拾う
恥ずかしい話ですが、ぼくは最初のビデオ通話のために話題を10個リストアップしていたんです。趣味の話、週末の過ごし方、好きな食べ物、行きたい旅行先……。でも実際に通話が始まったら緊張しすぎて、リストを見る余裕がまったくなかった。
そこから試行錯誤した結果、「相手のプロフィールから話題を1つだけ拾う」というシンプルな方法が一番うまくいくと気づきました。たとえば相手のプロフィールに「週末は料理をしています」とあれば、「プロフィールに料理って書いてありましたよね、どんなものを作るんですか」と一言聞くだけでいい。そこから自然に会話が広がっていくんですよね。
実際に使って会話が弾んだ話題5つ
ぼくが実際に使って「これは続くな」と感じた話題をまとめました。難しいことは何もないですが、50代ならではの視点で使いやすいものを選んでいます。
- 「最近ハマっていることはありますか?」——相手が何かを語り始めたら、あとは聞くだけでいい
- 「休日はどう過ごすことが多いですか?」——お互いの生活リズムが見えて、デートのアイデアにもつながる
- 「好きな食べ物やよく行くお店はありますか?」——食の話は盛り上がりやすく、実際のデートの話にもつなげやすい
- 「どのあたりにお住まいですか?(差し支えなければ)」——共通の地域・駅の話になると一気に距離感が縮まる
- 「アプリを始めたのはいつごろですか?」——お互いの事情をやんわり共有できる、50代に使いやすい話題
やってしまった「NG話題」の話
これ、笑えない話なんですけど、ぼく2回目のビデオ通話で「前の結婚はどうして終わったんですか」という話を自分から切り出してしまったんですよね。相手はバツイチの方で、プロフィールにそう書いてあったので、共通点があると思ってしまって。
案の定、会話がそこで止まりました。沈黙。気まずい。ぼくも自分の離婚の話を続けて話す羽目になって、初回ビデオ通話が重い自己開示の場になってしまった。
離婚・前の恋愛・子どもの話・政治や宗教は、初回ビデオ通話では避けておくのが無難です。相手が自分から話し始めたときだけ、そっと受け止める側に回ればいい。
沈黙が怖い人へ。「つなぎフレーズ」を持っておく
会話の途切れる瞬間が怖くて、ビデオ通話を避けてしまう方も多いと思います。ぼくもそうでした。でも、たった一言「つなぎフレーズ」を持っておくだけで、沈黙の怖さは驚くほど減ります。
ぼくが使うようになったのは「そうなんですね、それって〇〇ってことですか?」という一言です。相手が何か話してくれたとき、その言葉をそのまま繰り返して「?」をつけるだけ。これだけで「ちゃんと聞いてる」という印象になるし、相手がさらに話してくれるんですよね。
あとは沈黙になりそうなとき、「ちょっと考えてしまいました、笑」と一言添えるだけで場の空気が柔らかくなるというのも覚えておくと便利です。沈黙は気まずいですが、「沈黙を恐れている自分」を相手に見せてしまうほうが、かえって空気が重くなります。
- 相手の言葉を繰り返して「?」をつける(オウム返し質問)
- 「それ、もう少し聞いてもいいですか?」と素直に続きを促す
- 「ちょっと考えてしまいました」と正直に言って笑いに変える
50代男性が意識すべき「聞き上手」の技術
これ、正直に言います。50代の男性は「話す」ことより「聞く」ことを意識するだけで、ビデオ通話の印象が激変します。ぼく自身、この気づきで通話後のやりとりが明らかに増えました。
出版社で30年以上編集をしてきたぼくは、自分ではそれなりに話し上手なつもりでいたんですよね。でもマッチングアプリでビデオ通話を重ねていくうちに、あることに気づきました。「仕事の武勇伝や経験談を話しすぎていた」ということです。
あるとき、通話後に相手の方から「話すのが上手な方ですね」とメッセージが来て、続くかなと思っていたら次の日から返信が止まりました。ひとりで考えて気づいたのは、ぼくが話していた時間が通話全体の7割を超えていたということです。
ビデオ通話は「自分が話した量」ではなく「相手が楽しく話せた量」で評価されるんですよね。そこから意識を変えました。話すより、聞く。自分の話は最後に少しだけ。
聞き上手になるための3つの意識
- 相手が話している間、画面越しでも「うなずく」のを忘れない(声だけでなく、視覚的な反応が大事)
- 自分のエピソードを話すときは「短く・1つだけ」に絞る。長い話は文字メッセージでもできる
- 相手が何かを話し終えたとき、すぐ自分の話に切り替えない。「それって〇〇ってことですか?」とひと呼吸置く
通話の「長さ」と「終わり方」が次につながる
話題の選び方と同じくらい大事なのが、ビデオ通話をどう終わらせるかです。終わり方次第で、次のデートにつながるかどうかが変わります。
ぼくが学んだのは、初回ビデオ通話は「30〜40分で切り上げる」のがベストだということです。話が盛り上がってきたところで「今日はこのくらいにしておきます」と終わらせる。余韻を残す、という感覚です。
2時間しゃべり続けた回があったんですよね。お互い楽しかったはずなのに、翌日から返信が少し遅くなって、その後自然消滅してしまいました。長すぎると「もう十分話した感」が出てしまうのかもしれません。これ、笑えない話なんですけど、ビールを飲みながら「なんでだろう」と考えてたぼくがいます。
終わり方は、たとえばこんなふうに使っています。「今日はお話できて楽しかったです、またよかったら続きを直接聞かせてもらえませんか」というひとこと。これだけで次のデートへの橋渡しになるんですよね。
ビデオ通話の前に整えておくこと
話題の準備と同じくらい、環境の準備も大事です。些細なことですが、50代男性は特に「見た目の印象」を意識しておく必要があります。
背景と明るさだけは絶対に確認する
恥ずかしい話ですが、ぼく最初のビデオ通話のとき、背後に洗濯物が干してあったんです。そのままでも気づかれないだろうと思っていたんですが、相手の方が「あの……後ろに何か干してますか?笑」と優しく指摘してくれました。笑い話で済みましたが、背景のチェックは通話前の必須作業です。
明るさについては、スマートフォンやパソコンのカメラは暗い場所だと顔が暗くくすんで見えます。窓の前か、照明の前に座るだけで印象がかなり変わります。50代の男性は特に顔の影が出やすいので、意識してほしいポイントです。
イヤホンを使うと集中しやすい
スピーカーのままだと声がこもったり、エコーが発生したりすることがあります。安価なものでも構わないので、有線か無線のイヤホンを使うと音声品質が上がって、お互い話しやすくなります。ぼくはこれを3回目のビデオ通話から使い始めたんですが、「声が聞き取りやすくなりましたね」と言ってもらえたことがありました。
- 背景を片付けるか、壁や棚を背にして座る
- 窓または照明を顔の正面に来るよう位置を調整する
- イヤホンを使って音声品質を上げる
- 通話の10分前にカメラをオンにして映りを確認する
ぼくが使っているアプリの話
ここで少しだけ、ぼく自身が使っているアプリの話をさせてください。ビデオ通話の機能はアプリによって対応状況が違うので、どのアプリを使うかも関係してきます。
ぼくが50代男性として一番推せるのはマリッシュです。再婚・シングル向けのアプリで、ユーザー層が近い年代の方が多い。ビデオ通話機能も実装されていて、「通話してみませんか」という提案が比較的自然な流れで出やすい雰囲気なんですよね。
次にPairsです。会員数が多い分、マッチ数も取りやすい。ただし50代には競争が厳しい面もあって、ビデオ通話まで発展するには少し時間がかかる印象があります。それでも母数が大きいので、チャンスは多いです。
4番手としてOmiaiも使っています。まじめな出会い重視という空気感があって、ビデオ通話の提案もわりと真剣に受け取ってもらいやすい印象です。
まとめ:ビデオ通話は「準備8割、話題2割」でいい
初めてのビデオ通話、怖いのは当然です。ぼくも今でも通話前はちょっと緊張します。でも、準備をしておけば怖さは半分以下になります。
- 話題は相手のプロフィールから「1つ」選ぶだけでいい
- 沈黙が来たら「つなぎフレーズ」で乗り越える
- 50代男性は「聞き上手」を意識するだけで印象が変わる
- 初回は30〜40分で切り上げ、余韻を残して次につなげる
- 背景・明るさ・イヤホンの3点だけは通話前に確認する
正直に言います。ぼくは52歳でマッチングアプリを始めて、初めてビデオ通話ができたのは3ヶ月目のことでした。そのとき「54歳のおじさんが、スマホ越しに誰かと話す機会を持てた」というだけで、なんだかうれしかったんですよね。
完璧に話せなくていい。準備して、相手の話を聞くことだけ意識すれば、ビデオ通話は怖くなくなります。同世代の方は、まず一歩踏み出してみてください。

