フィリピン留学で英語が本当に伸びる人・伸びない人の差

「フィリピン留学って、英語って本当に伸びるの?」と疑っているあなたの気持ち、すごくわかります。私自身、セブ島のIT留学スクールで部長として数百人の学生を見てきて、正直に言うと「伸びる人」と「全然伸びない人」の差は留学前から決まっていることが多いんです。この記事を読むと、フィリピン留学で英語力が本当に伸びる条件・伸びない理由・現地でやるべき具体的な行動がまるっとわかります。

本記事の要約
・フィリピン留学で英語が伸びるかどうかは「留学前の準備」と「現地での行動量」でほぼ決まる ・伸びる人の共通点は「1日12時間以上英語に触れている」こと ・マンツーマン授業の多さはアドバンテージだが、使い方を間違えると効果ゼロ ・留学後にどう継続するかまで設計しておくことが大事 ・スクール選びより「自分の目的設定」のほうが先
あじゃ
この記事を書いた人

あじゃ

セブ島IT留学スクールの運営部長や、Web/営業/マーケティングコンサル正社員を経て、フリーランスへ転身。広告運用・SEO・CRM構築の現場経験から、マーケティングのリアルを発信しています。

フィリピン留学の英語教育、正直なところを話します

まずここを誤魔化したくないので、最初に正直に書かせてください。私がセブ島で部長をやっていたとき、毎月20〜30人の学生が入学してきて、3ヶ月後の卒業時に「来てよかった!」と言って帰る人が大半でした。でもアンケート結果を見ると英語力がほぼ変わらなかった人が2〜3割いたというのが現実です。同業者に聞いても、同じような結果だったので、決して私がいた留学学校だけの話ではないです。

フィリピン留学の最大の特徴はコストパフォーマンスです。欧米留学の3分の1以下の費用でマンツーマン授業を1日4〜8コマ受けられる。これは事実で、学習環境としては悪くない。でも「行けば伸びる」は幻想で、「どう使うか」が全てだと断言できます。

英語が本当に伸びた人の共通点【数字で見る】

スクールで何百人も見てきたからこそ言えることがあります。英語が伸びた人には、精神論ではなく行動パターンに明確な共通点がありました。

1日の英語接触時間が12時間を超えている

授業が1日6〜8コマあるスクールでも、授業時間だけで換算すると6〜8時間です。伸びた人は授業後も自習室で2〜3時間勉強し、食事中もフィリピン人スタッフに話しかけ、就寝前に復習していた。合計すると12時間以上英語に触れている計算になります。

語学習得に必要な総学習時間については(アメリカ国務省の外交官訓練機関であるForeign Service Instituteのデータを参照)日本語話者が英語をビジネスレベルにするには約600〜750時間が目安とされています。1日12時間なら2ヶ月で達成できる計算ですが、1日6時間だと倍の時間がかかる。この差は大きいです。

「間違いを恐れない」という態度が具体的な行動に出ている

精神論ぽく聞こえるかもしれませんが、これは行動の話です。伸びた人は授業中に積極的に間違え、先生に直してもらうことを「授業料を最大回収する手段」だと捉えていました。

逆に伸びなかった人は、正しく言えることだけ話して、間違いを指摘される回数が少なかった。誤りの訂正フィードバックを1日に何回受けたか、これが伸びた人と伸びなかった人の決定的な差のひとつです。

入学前にA2〜B1レベルの基礎を持っていた

CEFRという英語のレベル基準があります(A1が初心者、C2が最上級)。フィリピン留学で最も伸びやすいのは、ゼロから始める完全初心者よりも「中学英語は一通りやった」A2〜B1レベルの人でした。これは私の体感だけでなく、スクールの成績データとも一致していました。完全ゼロから始めると、フィリピン人の先生も英語で説明するため、理解に時間がかかりすぎるんです。

英語が伸びなかった人がやっていたこと

これも実体験ベースで書きます。「行ったのに伸びなかった」という人には、ほぼ共通するパターンがあります。失敗を知っておくことが一番のリスクヘッジなので、正直に書きますね。

  • 授業以外は日本人同士で固まって日本語で話していた
  • 授業をただこなすだけで、復習を一切しなかった
  • 「なんとなく英語力をあげたい」という目標設定のまま来た
  • スマホで日本のSNSやYouTubeを見る時間が長かった
  • フィリピン人スタッフや先生を「サービス提供者」として見ていた(会話の練習相手として使わなかった)

特に最初の「日本人同士で固まる」問題はどのスクールでも起きます。セブ島の留学スクールは日本人比率が高いところも多く、放っておくと日本語コミュニティが形成されてしまう。私がスクールの部長だったとき、寮のルームメイトは意図的に国籍を混在させる運用をしていたのはこの問題を防ぐためでした。

フィリピン留学の「マンツーマン授業」は本当に効果があるのか

フィリピン留学の最大の売りといえばマンツーマン授業です。欧米留学やオンライン英会話との違いも含めて、正直に評価します。

マンツーマンが有効な理由

グループ授業だと1コマ45分の中で自分が実際に話せる時間は10分程度です。でもマンツーマンなら45分まるごと自分の発話練習に使えます。アウトプット量が圧倒的に違うというのは数字で見ても明らかで、これがフィリピン留学の本質的な価値です。

マンツーマンでも効果が出ない使い方

ただし、マンツーマンでも効果が出にくいパターンがあります。それは「先生に質問してもらうだけの受け身授業」です。伸びた人は授業前に自分が話したいトピックやシナリオを用意してきて、先生を「相手役」として使い倒していました。先生にリードしてもらうのではなく、自分が授業を設計するくらいの姿勢が理想です。

ポイント
マンツーマン授業は「道具」です。使い方次第で効果が10倍変わります。授業前の5分で「今日は何を練習するか」を決めておくだけで伸び方が変わります。

留学前にやっておくべき準備【具体的に3つ】

留学の効果は現地だけで決まりません。むしろ出発前の準備がそのまま現地での伸び方に直結します。私が部長時代に入学前の学生に必ず伝えていた3つを紹介します。

①「なぜ英語が必要か」を具体的なシーンで言語化する

「英語力を上げたい」はゴールではありません。「外資系企業の面接で自己紹介と職務経歴を英語で話せるようにしたい」「海外のクライアントとZoomミーティングを回せるようにしたい」という具体的な場面まで落とし込むことが重要です。ゴールが具体的であればあるほど、授業で練習すべき内容が自動的に決まります。

②中学英語の文法を固めておく

先述した通り、A2〜B1レベルが一番伸びやすい。出発前に中学英語の文法だけでも復習しておくと、現地でのスタートダッシュが全然違います。1冊で中学英語が網羅できる参考書を1〜2ヶ月かけてやり直すだけで十分です。

③オンライン英会話で「話す恥ずかしさ」を先に消す

現地でいきなり話そうとすると、最初の1〜2週間を「緊張して話せない時間」で無駄にする人が多いです。事前にネイティブキャンプ などのオンライン英会話を週3〜5回使って「話すことへの慣れ」を作っておくと、現地初日からフルスロットルで動けます。

留学後に英語を維持・伸ばし続けるための仕組み

留学で英語が伸びた人が帰国後に失速するのは、実はよくあることです。私のスクールの卒業生でも「帰国して3ヶ月でほぼ元に戻った」という報告を何件も受けました。留学は英語力を「貯金」するものではなく、「習慣を作るきっかけ」として捉えるべきです。

帰国後1ヶ月が最重要

帰国後1ヶ月で英語習慣を維持できた人は、6ヶ月後も継続できていることが多い。逆に「仕事が忙しくて…」と1ヶ月放置すると、まず戻りません。帰国翌日からオンライン英会話を週3回予約を入れておく、それだけでかなり違います。

英語を使う「目的」を帰国後に作る

英語習慣が続く人には「英語を使う理由」があります。外資系企業への転職活動中、海外の案件を取りに行っている、英語でSNS発信をしている、など。フィリピン留学をキャリアチェンジのきっかけにしている人は、転職という具体的な締め切りがあるので継続モチベーションが維持されやすいです。

注意
帰国後に「また留学すればいい」という気持ちで継続をサボると、次の留学でも同じ繰り返しになります。留学はあくまでスタートダッシュの場です。

こんな人にはフィリピン留学をすすめる・すすめない

正直に書きます。フィリピン留学が向いている人・向いていない人を私の経験から整理しました。

すすめる人

  • 英語学習に使える時間が1〜3ヶ月まとめて取れる人
  • 「話すことへの恐怖心」を短期間で取り除きたい人
  • コスパよく集中的に英語漬けになりたい人(欧米留学の予算がない)
  • キャリアチェンジや転職活動の前に英語力をつけたい人
  • フィリピン人の優しさとポジティブな環境が好きそうな人(これ大事)

すすめない人

  • 「行けば勝手に伸びるはず」と思っている人(能動的に動けない人)
  • 英語ゼロのまま、事前準備なしで行こうとしている人
  • ネイティブ英語(アメリカ・イギリス英語)にこだわりが強い人
  • 日本人コミュニティから抜け出せない自覚がある人

「向き不向き」ではなく「準備と行動量」で決まるというのが正確な表現で、すすめない人のほとんどは「準備次第ですすめられる人」に変わります。

まとめ:フィリピン留学で英語が伸びるかどうかは「自分次第」ではなく「設計次第」

「自分次第」という言い方は精神論に聞こえるので私は使いません。正確には「事前設計と現地での行動量の設計次第」です。最後に要点をまとめます。

  • 英語が伸びるかどうかは留学前の準備と現地での行動量でほぼ決まる
  • 1日12時間以上の英語接触を意識的に作ることが最重要
  • マンツーマン授業は「道具」として能動的に使い倒す
  • 帰国後1ヶ月の習慣維持が長期的な英語力継続のカギ
  • スクール選びより「何のために英語を使うか」の目的設定を先にする

次のアクションとして、まず「自分が英語を使う具体的なシーン」を1つだけ書き出してみてください。それができたら、留学スクール選びよりも先に入学前の英語学習スケジュールを組むことをおすすめします。準備した分だけ、現地での1日の価値が変わります。

この記事を書いた人 あじゃ

あじゃ

新卒でフィリピン・セブ島のIT留学学校に飛び込み、気づいたら校長してました。コロナで帰国後はWebマーケターに転身。某大手企業の広告運用やWeb改善を担当。今はフリーランスで、Webコンサルや広告の運用を複数社掛け持ちしており、大手出版社広告も手がけています。「実際やってみてどうだったか」を再現性のある情報として発信しています。

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