エンジニア転職面接の逆質問、使える7選と失敗例【体験談】

「面接の最後に何か質問はありますか?」このひと言で頭が真っ白になる人、けっこう多いんじゃないかと思います。ぼく自身、SIerからWeb系ベンチャーに転職したときの面接で、逆質問をほぼ何も準備していなくて冷や汗をかいた経験があります。この記事では、エンジニアの転職面接で使える逆質問7選と、やりがちな失敗パターンを実体験ベースで書いていきます。

本記事の要約
・逆質問は「聞かない」が一番マズい
・入社意欲と技術理解が伝わる質問が正解
・NG質問(待遇・有休・残業)は最終面接前まで封印
・7つの質問テンプレをそのまま使ってOK
・面接官の立場を想像して「答えやすい質問」を選ぶのがコツ
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SIerからフリーランスPMへ転身。リモートワーク・転職・副業のリアルな話を体験ベースで発信しています。

そもそも「逆質問」がなぜ重要なのか

面接の終盤、面接官から「では、何かご質問はありますか?」と聞かれる場面、これが逆質問(候補者から面接官へ質問する時間)です。多くの人が「アリバイ的に1個だけ質問してとりあえず終わらせる」という対応をしてしまいがちで、ぼくも最初の転職活動のときはそうでした。

でも、正直、この時間は面接官が候補者の「思考の深さ」と「入社意欲」を最後にもう一度測る場でもあります。良い逆質問は、それまでの会話以上に好印象を残せる可能性があります。逆に「特にありません」は、ほぼすべての面接官に「この人、うちに入りたいのかな」と思わせてしまうリスクがあります。

ポイント
逆質問は「おまけの時間」ではなく、「最後のアピールタイム」。エンジニア職では特に、技術への理解や現場への興味が伝わる質問が評価されやすいです。

エンジニア転職の逆質問、使える7選

ここが記事の核心部分です。実際に使えるレベルの質問を7つ、理由つきで紹介していきます。全部丸暗記しなくていいので、自分が聞きたいと思えるものを2〜3個選んでみてください。

① 開発チームの構成を教えてください

「現在の開発チームは何名くらいで、エンジニア・デザイナー・PMなどの構成はどのようになっていますか?」

これは入社後の働き方をリアルにイメージしていることが伝わる質問です。面接官も答えやすいですし、回答から「ひとりで何役もこなす必要があるか」「専門に集中できる環境か」を把握できます。ぼくがWeb系ベンチャーの面接で使ったとき、そのまま30分くらい開発体制の話に発展しました。ちょっとテンション上がりました。

② 現在使っている技術スタックを教えてください

「現在の開発で主に使っている言語・フレームワーク・インフラ環境はどのような構成ですか?」

求人票に書いてある場合も多いですが、あえて聞くことで「技術スタックに関心がある人」として見られやすくなります。面接官がエンジニアであれば、ここから技術的な会話に発展することもあります。技術スタックとは、ある製品やサービスを作るために使っている言語・ツール・インフラなどの技術の組み合わせのことです。

③ 入社後に期待されるアウトプットは何ですか

「入社後の3〜6ヶ月で、どのようなアウトプットを期待していただけますか?」

これ、意外と大事で、面接官にとって「戦力として考えてくれている候補者」という印象を与えます。企業側の期待値と自分のスキルが合っているかを確認する意味でも有効です。ぼくが転職活動で一番よかったと思っている質問です。

④ 技術的な課題・チャレンジがあれば教えてください

「開発チームとして今後取り組んでいきたい技術課題や、チャレンジしたいことはありますか?」

「現場の本音」を引き出せる質問です。ここで「実はレガシーなシステムの刷新が急務で…」などの回答が出てきたとき、自分がその課題に関わりたいかどうかを判断できます。入社後のギャップを減らすうえでも重要です。

⑤ エンジニアのキャリアパスはどうなっていますか

「エンジニアとしてキャリアを積んでいくうえで、マネジメント志向・スペシャリスト志向のどちらの道も選べますか?」

これは長く働く気があることを示しながら、自分のキャリア観を伝えられる質問です。「管理職にしか道がない」「技術職として成長できる環境が整っている」など、会社の方針を知ることもできます。

⑥ 面接官ご自身が感じる会社の魅力は何ですか

「差し支えなければ、〇〇さんご自身が入社されてよかったと感じていることを教えていただけますか?」

面接官を「個人」として見ているというメッセージになる質問です。採用担当や現場エンジニアが面接官のとき、特に有効です。公式の会社説明ではなくリアルな声が聞けることが多く、ぼくはこの質問で「実は残業がほぼない」という事実を確認できました。

⑦ 入社前に準備しておくべきことはありますか

「もし入社が決まった場合、事前に勉強しておくと良い技術や知識はありますか?」

これは最終面接に近いタイミングで使うと特に効果的です。「すでに入社後を見据えている」という前向きな姿勢が伝わります。回答で得た情報を入社準備に活かせるので、一石二鳥です。

  • ① 開発チームの構成を教えてください
  • ② 現在使っている技術スタックを教えてください
  • ③ 入社後に期待されるアウトプットは何ですか
  • ④ 技術的な課題・チャレンジがあれば教えてください
  • ⑤ エンジニアのキャリアパスはどうなっていますか
  • ⑥ 面接官ご自身が感じる会社の魅力は何ですか
  • ⑦ 入社前に準備しておくべきことはありますか

やりがちなNG逆質問と、なぜNGなのか

使える質問と同じくらい、「やらないほうがいい質問」を知っておくことも重要です。ぼく自身が転職活動中に「危なかったな」と思った例を正直に書きます。

NG①「御社の事業内容を教えてください」

これは「企業研究していません」と宣言しているようなものです。企業のウェブサイトや採用ページで調べればわかることを面接で聞くのは、ほぼすべての面接官に悪印象を与えます。

NG②「残業はどのくらいですか」「有給は取れますか」

気になる気持ちはめちゃくちゃわかります。ぼくも気になってました。ただ、一次・二次面接でこれを聞くのはリスクが高いです。「条件だけで会社を選ぼうとしている」と見られる可能性があります。最終面接や内定後の条件確認フェーズで聞くのが無難です。

NG③「特にありません」

これが一番まずいです。「入社意欲がない」「会社に興味がない」という印象を与えます。最低でも1〜2個は用意しておくことをおすすめします。「緊張して思い浮かばなかった」という状況を避けるためにも、事前に3つ程度メモしておくのがいいと思います。

注意
「特にありません」は面接の中で最もリスクの高い回答のひとつです。どんなに準備した質問が面接中に消化されても、「先ほど教えていただいた〇〇の話をもう少し詳しく聞かせてください」という形で会話を掘り下げる方法があります。

逆質問を準備するときの3つのコツ

「7つの質問を全部暗記する」よりも、質問の作り方を知っておくほうが応用が利きます。ぼくが転職活動を通じて気づいた準備のコツを3つにまとめます。

コツ① 面接官の「肩書き」に合わせて質問を変える

面接官が人事担当なのか、現場のエンジニアなのか、CTOなのかによって、答えられる質問の範囲が変わります。CTO(最高技術責任者)には技術戦略や今後の開発方針を聞くと盛り上がりやすく、人事担当には「エンジニアの育成制度」「チームの雰囲気」などが向いています。

コツ② 面接中の会話から「その場で質問を作る」

事前に準備した質問が、面接の会話の中で答えられてしまうことはよくあります。そういうときは、「さきほどおっしゃっていた〇〇についてですが、もう少し詳しく教えていただけますか」という形で会話を深掘りするのが自然です。「準備してきた質問をこなす」より「会話を続ける」意識のほうが面接全体が良い雰囲気になります。

コツ③ 「自分が本当に知りたいこと」を1個は入れる

テンプレ的な質問だけだと、どこか「こなしている感」が出てしまいます。ぼくが転職活動でやっていたのは、リストの中に「自分が本当に気になっていること」を必ず1つ混ぜることでした。本音から出た質問はトーンが変わるので、面接官にも伝わりやすい気がします。

転職エージェントを使って逆質問を事前に練習する方法

逆質問の準備は、一人でやるよりも転職エージェントのキャリアアドバイザーと一緒に考えると精度が上がります。エージェントは担当企業の面接傾向を知っていることが多く、「この企業の面接官はこういう質問を好む」という情報を持っていることがあります。

ぼくがSIerからWeb系に転職したときは、dodaのキャリアアドバイザーに面接前に30分ほど時間をもらって、逆質問のリストを一緒に整理しました。「それは人事には聞けないので現場エンジニアが面接に来たときに聞いてみてください」という具体的なアドバイスをもらえたのはけっこう助かりました。

エンジニア向けのエージェントとしては、IT・Web系に特化したマイナビITエージェントや、スカウト型で企業から直接オファーが届くtype転職エージェントなども選択肢に入れてみると良いと思います。

転職エージェントのキャリアアドバイザーへの相談は無料でできます。逆質問の準備だけを相談する目的で登録するのもありです。企業ごとの面接傾向を教えてもらえることがあります。

面接の「逆質問フェーズ」で差がつく人と差がつかない人の違い

結論から言うと、差がつくのは「質問の内容」より「質問のベースにある思考」だとぼくは思っています。

差がつく人の特徴を整理するとこんな感じです。

  • 企業のことを事前に調べたうえで、「疑問として残ったこと」を質問している
  • 面接中の会話をちゃんと聞いていて、会話を深掘りする質問ができる
  • 「自分がどう活躍するか」を意識した質問をしている
  • 面接官が答えやすい質問かどうかを考えている

一方、差がつかない(むしろマイナスになる)パターンはこういう感じです。

  • どの企業でも同じ質問を使い回している(企業への関心が薄く見える)
  • 調べればわかることを聞いている(企業研究不足と判断される)
  • 待遇・条件ばかりを聞いている(初期フェーズでは悪印象になりやすい)
  • 質問がなく「特にありません」で終わらせる

ぼくが30代でSIerからの転職活動をしていたとき、最初の数社で「差がつかない側」をやらかしていました。「逆質問はなんとかなる」と思っていたのが失敗の原因でした。準備しないと本番で何も出てこないんですよね、これ。

まとめ:エンジニア転職の逆質問で押さえるべきこと

最後にポイントをまとめます。

  • 逆質問は「最後のアピールタイム」として準備する価値がある
  • 技術・チーム・キャリアパスに関する質問が好印象を残しやすい
  • 待遇・条件系の質問は最終面接以降か内定後に回す
  • 「特にありません」は絶対に避ける。最低3つは用意しておく
  • 面接官の肩書きと面接中の会話に合わせて質問を選ぶと精度が上がる

で、結論から言うと、逆質問は「準備した人が有利」な時間です。7つの質問テンプレを手元に置いておいて、面接前に2〜3個選ぶだけでも全然違います。ぜひ次の面接前に一度、自分なりの逆質問リストを作ってみてください。

この記事を書いた人 タケPM

タケPM

新卒でSIerに入社後、Web系企業への転職を経て、現在はフリーランスのプロジェクトマネージャーとして複数の案件を掛け持ちしています。リモートワーク歴は5年以上。転職・フリーランス転向・リモートワークと、自分が経験してきたことをそのまま書いています。きれいに整理された情報より、泥臭いリアルを優先して発信するのがモットーです。

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